専業主婦からMBA受験を決めるまで②
こんにちは！さこです。さて、学校に通おうと決めて、最初に考えたのはMSc（Master of Science）でした。日本ではMBAの方が有名な気がします。
簡単に言うと、MScは特定分野に強い専門家、MBAは経営全体を見渡すマネジメントのプロを目指すもの。
そんな感じで、バルセロナで英語で受けられる経営大学院を探し始めました。正直、最初はMBAなんて考えていませんでした。というのも、MBAって学費がめちゃくちゃ高いイメージありません？ 1,000万円とか3,000万円とか…、うって感じだったので、MScで専門性を身につける方が現実的かなと思いました。
バルセロナで有名な学校とは、、？いざ学校選び
バルセロナの大学といえば「バルセロナ大学」くらいしか知らなかったのですが、主人の同僚やお世話になった不動産屋さん、バルセロナで出会った他の人たちの中に、UPF（ポンペウ・ファブラ大学）出身者がいました。海外の大学は有名大学以外あまり知らないので、知り合いの口コミを頼りに、まずはUPFのビジネススクール、UPF Barcelona School of Managementをチェックしてみることにしました。
英語で取れるMScには下記のプログラムがありました。
Master of Science in International Business
Master of Science in Marketing
Master of Science in Finance and Banking
Master of Science in Management
Master of Science in Management specialization in Business Analytics
学費は18,500ユーロ（日本円で約300万円）で、プログラムはどれも10ヶ月間。学費は80万〜150万円くらい想定していたので、MScでも学費結構するな〜！と驚きました。また、MScで専門性を高めたいと思ってたものの、正直どの専門性を選べばいいのか、またしても悩む私…。一体どれが自分に合っているのか全然わからなん。
困った時はアドミに相談
そこで、UPFのアドミ（アドミッションオフィス）に連絡して、「キャンパスビジットも兼ねて、どのプログラムが自分に一番合ってるか相談したいです！」とお願いしてみました。そしたら、すぐに返信が来て、翌々日にはキャンパスビジットに行けることに。
アドミの方には、これまでの私のキャリアや、日本での総合職採用の話、文学部出身だけど日本では大学名の方が大事にされがちなこと、ヨーロッパでは学部がすごく重要だってことを知って驚いた話など、1時間以上、バーッとお話しました。トレーニングやCRMの仕事は楽しかったけど、他の可能性も探ってみたいっていう迷いも正直に話しました。
アドミの方は、私の話を支離滅裂なところもあったと思うんですけど、根気よく聞いてくれて話しやすかったですし、なんだかアットホームな学校の雰囲気を感じました。
MBAが選択肢に？
その後、アドミの方から「MBAは考えたことある？」と聞かれました。MScは専門的なことを深く学ぶのに対して、MBAはビジネス全般を幅広く学ぶ学問であること。MScだと学生の平均年齢が23〜24歳くらいでほとんどの学生に職務経験がないこと。逆にMBAだと職務経験3年がマストで平均年齢が29歳くらいなので、もしかしたら少し若いか、もしくは一番年下になるかもしれないことを教えてくれました。年下のクラスメイトと一緒に学ぶよりも、クラスメイトが年上だったり職務経験があるほうが刺激されるかも、と思いました。
ついにMBAを考え始める
「でも、MBAは学費が高いから無理かな…」と伝えると、アドミの方は「確かにMScよりは高いけど、UPFは国立大学で、スペインで初めて国立大学と連携したMBAだから、他のビジネススクールよりはかなり学費が抑えられているし、給付型の奨学金もあるよ」と教えてくれて、ちょっと心が揺れました。
「え、意外と手が届くのかな？」と思って、その日は帰宅。オンライン説明会の日程も教えてもらい、MBAも視野に入れてみることにしました。
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