おっさんがガチの陸上大会に出場しようと思った話。(練習篇)
前話登録篇は↓↓↓です。
というわけで、陸連登録と柏崎選手権1500mと5000mへのエントリーを済ませたおっさん。
ここで今さらジローなんですけども、大切なこと言い忘れていました。
そうです、ここまで「おっさんの走力」という最も重要なファクターに一切触れられていません。
そう!「おっさん程度の走力で選手権に出て良いのか問題」
ですがまあ、ここはアスランで過去5年の当該大会のデータを見て「ギリなんとかビリにはならないな」という確証を持ってエントリーさせてもらいましたよね。(その程度でいいんかい!)
過去データもサクッと検索。さすがアスラン、サンキューアッス。(そこじゃない)
さて、陸連登録の手続きを終えたのが3月上旬。
大会へのエントリーをお願いしたのは3月下旬。
で、大会は4月17日と18日。あまり時間がない。心配。
でも心配御無用。実は2021年初めに立てた3つの目標のひとつが「柏崎選手権に出たい」であって、年初からそれに向けたトレーニングっぽいことは始めてはいたんです。
なので、無鉄砲ではありますが、ある程度計画的な無鉄砲。
ちなみに残りふたつの目標は、「YouTubeを始める」と、「おしゃけの量を減らす」こと。
ははは。
さて話を戻すと、3月21日の新潟ハーフマラソンにエントリーしていたので、それまでは有酸素系とLTを改善するような走メニューをメインとし、週1回ウエイトトレーニングを入れるようにしました。
そして新潟ハーフ後、高強度インターバルでVO2Maxの向上と、走速の順化を狙い柏崎選手権の5000mと1500mに向かう計画でした。
具体的に、有酸素系に関しては質の高いジョグでボリュームを出します。
今まではキロ5分程度で8~10kmだったジョグを、キロ4分40秒程度まで速め距離も10~12km走るようにしました。
しかし1月は大雪、2月初旬は荒天続きだったため距離を踏めず、さらに体育館を走ることが多くなりそのカーブのキツさから足首痛が出ました。(何なら左足首は今も痛いです)
2月中旬になり、天気の良い日には陸上競技場で10000mレースペースでのロングインターバル走(2000m×3 P=3'50" R= J400m)や、マラソンペースより15秒程度遅いペース走(15kP=4’25”)などを行いました。
インターバル走は強度を抑えながらも乳酸は発現させその処理をするイメージで。10000mレースペースとういことで、肉体的・心理的な負荷も少なく良い練習だと思いました。(といってもキツイですが)
ペース走は乳酸の産生量の低いギリギリのペースで走り有酸素能を高めるイメージです。ジョグよりも速く、ペース走よりも少し遅い、地味にキツいペースです。
全体的に「高強度・スピード重視」よりも「低・中強度・ボリューム重視」。それを念頭に進めました。
走行距離をいうのはあまり好きではないのですが、一応書くと1月は167km、2月237kmでした。(少ないやないかい!ボリュームないやないかい!)
そして3月21日、新潟ハーフマラソン。
今年は感染症予防の観点から、ビックスワンとエコスタを回る3キロの周回コース。小刻みなアップダウンと狭く鋭角なカーブの多い難しいコースになりました。
そして当日突如上がった気温(ゼネラル給水なし)と強風も追い打ちとなり、目標1時間23分30秒に対して1時間27分50秒とコテンパンにされました。
また、最大心拍数まで上げるようなトレーニングをしていなかった影響から心肺に耐性がなく、ペースがキツいというより呼吸がキツく上げられない感じでした。
それまでの練習方針とはいえ、そこに色々な要素が重なったとはいえ、もう少し走れると思っていたのでちょっと落ち込みました。(でも飲んだらすぐ忘れました)
唯一良かった点は、ひとつレースを終えたことでフィジカルが一段上がったことを後に感じ取れたことです。
新潟ハーフは終わった。課題も見えた。
ターゲットとなる柏崎選手権はここから4週間後。しかし、最初の1週間はハーフの疲労抜き。最後の1週間は調整期間に当てるので、実質2週間しか練習期間はありません。
なので1500mの練習はせず、5000mに向けたトレーニングのみを行い、1500mは勢いでいく作戦。(おい)
具体的には5000mレースペースでの1000m×5本のインターバル走(P=3’35” R=2')や、3000mレースペースでの400m×12本(P=84" R=J200m)のインターバル走をやりました。
VO2Maxを意識した、それはもうキッツいキッツいメニューでした。
そのおかげで、最後のポイント練習で5000m17分台を狙える一定のレベルには仕上がったと思います。
そして練習とは別にレースに向けて考えなければならないことがもう一点。
それは「レースで何のシューズを履くのか問題」です。
昨年来話題の「厚底シューズ規制」。昨年は移行期間と言うことで、参考記録ながら厚底で競技会に出場できましたが、今年からそうはいきません。
しかし今シーズン初めはまだその運用方法が定まっておらず、WAのリストの物しか履けないのか?それともリストに無い物でも厚さが規定内であればOKなのか?そういう部分がはっきりしない、「川内選手ターサージールで800m失格騒動」もありました。
おっさんの足がスパイクで走れるはずもなく、かといって度胸一発厚底で出て失格になるのもアレなので、悩んだ挙げ句、薄底の非スパイクシューズかつカーボンプレート搭載ということでDESCENTEのGENTEN-ELをチョイスしました。
それでも厚底に甘やかされ、飼い慣らされたおっさんの脚にはスパルタンですが...。
ちなみにDESCENTEのGENTEN-ELを買おうと思っている方は、いつもより0.5cmサイズダウンして買われた方が良いように思います。(ご相談はTwitterのDMまで)
さあ、体は仕上がった。
シューズも決まった。
いざ柏崎選手権へ!
いつもの通り、そのお話はまた次の機会に。(おい)
つづく