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地方都市のコンカフェで遭遇したすごい外国人3選

はじめに

 私は、よくコンセプトカフェ(通称、コンカフェ)に行きますのでたまに外国人のご主人様(男性客)・お嬢様(女性客)に遭遇することがあります。アキバのコンカフェは日本における観光地になっているので、外国人観光客や在留外国人のご主人様・お嬢様がご帰宅することは多々あると思います。
 しかし、東京以外のコンカフェにご帰宅する外国人のご主人様・お嬢様は私の私見では強者ばかりでした。その特徴は、以下の通りです。

・日本語が非常に堪能である。
→アキバや新宿など以外のコンカフェは、従業員に対する英語研修や英語対応メニューが用意されていないため語学力が必須となる。

・日本のアニメやアイドルのオタクを極めている。
→当たり前だが、日本人のオタクより圧倒的にすごい

・日本で仕事をしている人も多い。
→外資系や米兵のパターンが多い??

以下具体例を述べます。ちなみに私も登場人物も泥酔していたので全てが真実とは限りません。

広島のメイド・シーシャバーで遭遇したポーランド人

 私が昨年夏、広島市中区流川の雑居ビルにある、広島の推しがいるコンカフェに行くと長髪のスラヴ系のワイルド兄貴が泥酔してアニソンメドレーを歌っていました。意味がわかりませんでした。
 私は、この10年、ロシア語が堪能な声優・上坂すみれさんを推しているのでとりあえず、ロシア語であいさつと自己紹介をしました。彼は、自身はポーランド人でロシア語は中学時代に学校で少し習ったけど、忘れたというので英語と日本語で話すことになりました。以下、彼の情報になります。

名前、ピョートル兄貴(27歳) ワルシャワの大学院を卒業し、今は都市インフラのエンジニアをしている。年に2回くらい1か月程度の日本旅行をし、各地のコンカフェや観光地を巡っている。しかし、真の目的は京都のコンカフェの推しメイドに会いに行くことである。
ちなみに、見た目はラスプーチンみたいなイケメンでした。
 私と年齢が近く、好きなアニメの話で盛り上がったので、お互いに推しキャラがいる中二病でも恋がしたいのOPのZAQさんが歌うSparklingDaydreamを共に熱唱して踊りました。さらに私がガールズアンドパンツァーが好きだと伝えると劇中歌であるロシア民謡・Катюша(カチューシャ)もともに歌ってくれたのです。本当に最高でした。

横浜のコンカフェで遭遇した海兵隊軍属

 私は神奈川県に住んでいますので、横浜駅西口の某コンカフェによくご帰宅しています。基本的には当該コンカフェの客層は神奈川県在住のホワイトカラーの男性が多いですが、3年前は体がごついアフリカ系アメリカ人の男性が頻繁にご帰宅していたのです。
 彼は日本に来て、まだ日が浅いようでメイドさんとの会話もめちゃくちゃ片言でした。しかし、見かけるたびに日本語が上達していったのです。私はすごいと思ったので、意を決して話しかけました。すると、美しい日本語で自己紹介してくれました。以下、彼の情報になります。

名前、マリーン兄貴(30代前半)アメリカ合衆国・海兵隊の軍属で横須賀基地で事務官をしている。日本の文化を愛し、コンカフェではメイドさんと会話しながらテキストで日本語を勉強している。特技はユーフォーキャッチャーでぬいぐるみをとること。ちなみにぬいぐるみをとる行為が好きなのであってぬいぐるみ自体は、メイドさんにプレゼントする米国紳士。あと、私も兄貴からサメのぬいぐるみをもらいました。ありがとうございました。今も大切にしています!!!
そして、マリーン兄貴の一番素敵なことは、推しメイドとたくさん、色々なことをお話しするために日本語の習得を頑張っていることです。故に兄貴は、お会いするたびに日本語が上達していったのです。特に印象に残ったのは、推し以外に言う可愛いは、片言なのに、推しメイドに言う「めちゃくちゃ可愛い!!」は、オタクのナチュラルな発音であったことです。
私は、マリーン兄貴と出会ってコンカフェに無限の可能性を感じたのでした。

マリーン兄貴からもらったサメさん

沖縄のコンカフェで遭遇した厄介・限界ドルオタ台湾人

 2年前の秋、私は会社の出張で沖縄に来ていたので、那覇の推しがいるコンカフェに行きました。久しぶりでのご帰宅して、推しと盛り上がっていると隣のアジア系の外国人二人組にメイドさんが英語があまり通じず、対応に苦慮していました。そこで私は、台湾が好きなので、ダメもとで台湾華語で「こんにちは!!あなたは、台湾人ですか?私は日本人です。」というとそのうちの一人が日本語で「はい」と返事をしてくれました。そのため、お互いの自己紹介やお互いの国の好きな著名人やアニメの話でとても盛り上がりました。以下、彼の情報になります。
名前、K兄貴(たぶん、20代)台湾在住のアイドルオタク。頻繁に日本への遠征をしている。今回の来日の目的は夜行性アミューズ(地下アイドル)の東京公演及び沖縄公演のための遠征。店内でメイドさんのライブが始まると地下の現場でお馴染みの家虎のコール及びサイリウム芸の衝動に彼は抗うことが出来なかった。その後、彼も夜行性アミューズやZOCの名曲を日本語で歌い、私も対抗して、台湾のロックバンドの台湾語の曲を歌った。私は、文化外交を実践したのである。

ちなみに、彼曰く、台湾にも複数のコンカフェがあり、地下アイドルもたくさんいるそうです。そのため、私は、台湾のコンカフェに必ずや行くと天に誓いました。



最後に


ここまで当該怪文書を読んで頂きありがとうございました。
 これらの経験で私は、オタクには、民族も国家も関係なく推しについて語れば、お互い、幸せな時間を過ごせると真に理解できました。今や、国際情勢は混沌を極めており、人類の将来に希望を持てない人が多く世界にいると思います。しかし、オタク文化による民間の外交は、この絶望の世界を変えるきっかけを作れると思います。なぜなら、推しの話をするときは、人はあらゆるしがらみから解放され、幸せな気持ちになるからです。

皆様にすてきなコンカフェライフを!!




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