カヌーに乗れました
前回の投稿からしばらく。学校との話し合い、地域のボランティアとの話し合い、知り合いの福祉施設職員への応援要請を経て、見事カヌーに乗ることができました!!
特に一番協力してくれた、一緒にカヌーに乗ってくれた福祉施設職員のK氏には本当に感謝が尽きません。
はるまが小さかった時から関わってもらい、はるまもK氏の事はきちんと知り合いとして認識している。
カヌーの日もK氏が川に到着した時は、はるまも「さあ、いくよ」みたいな感じで当たり前のように手を引いていった。
妻が見ていたのだが、思わず笑ってしまったとの事。
実際、カヌーに乗っている時には特に大きな問題もなく、近場だけでなく川の中心まで向かっていったそう。
学校の先生も一緒に感動してくださり、はるまにとっても本当に良い体験になっただろうと感じる。
5年生ではカヌー教室はないので、今回乗れたことは本当に良かったと妻とも話した。
一方で昨年のカヌー教室ははるまは見学だった。
リスクが高いからという理由だ。
今年も学校ではリスクを請け負えない(万が一のことがある可能性を否定できない)という見解だった。
確かにリスクは高いと思う。
が、少しでも転覆のリスクがある子供はすべて見学ではなく、あくまではるまだけである。
実は今回も転覆を前提に受け入れますと言われた。結果は転覆もなし、落ち着いて乗れたという結果になる。
学校側の気持ちも理解はできる。しかし、重度であるという理由で、少しでもリスクのある活動は不参加もしくは親や知り合いでお願いします。というのはインクルーシブ教育を進めていきたいという昨今の状況に合っていない。
そもそもリスクに対する根拠も乏しい。結果も上に書いたとおりだ。重度である事が根拠であるなら、多動傾向の子などもリスクとしては十分にあるはずだ。もちろん、それで排除するのではなく受け入れるためにどのようにするのかを考える事こそが、今必要な事だと感じている。
私たち夫婦は学校側と協力して、色々な活動をどのように進めていくのかというのを考えている。
これは学校側の協力が必須だ。もちろん色んな伝手を使って物事を進める事もできるかもしれない。
しかし、それではインクルーシブ教育、合理的配慮は進まない。
はるまの事に関しては自分たち親のほかに、相談支援事業所、放課後等デイサービス、そして今後保育所等訪問支援事業が介入していくこととなる。
色々なサービスを導入し、どうすればはるまにとって良いのかを皆で話し合う場を持ち、結果としてはるまにとってより良い支援が進んでいけば良いと思う。
会社の事、家庭での事、はるまの事、次男たくまの事など考える事は山積みである。しかし、このような事で悩める環境がある事を幸せに感じる時がある。
大牟田市は発達障がいの事に関してはまだまだ遅れている。
しかし、一方で想いを持った方、疑問を感じている方、行動している方が多くいる。
色々な立場で行動してくださる方がいる事で、大牟田も少しずつ変化が見られてきている。
その変化が拡がり、大牟田が色々な人にとって住みよい街へと変化していくことを切に願っている。
K氏、いつもいつも本当にありがとうございます。今度、ラーメン奢ります(笑)
心の声:ちょっとだけ、、、ダイブするはるまも見たかった(/ω\)