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【感想文第5回】2021年夏アニメの1話を見ての感想を語りたい。(「かげきしょうじょ!!」「ヴァニタスの手記」「白い砂のアクアトープ」)

こんにちは、ぎらりょうです。
お久しぶりの更新となった今回は、夏アニメで気になった作品を1話見た感想について語りたいと思います。
ではさっそく。


まずは『かげきしょうじょ!!』。

スクリーンショット (6)

天真爛漫という言葉が似合う規格外少女・渡辺さらさと元国民的アイドルで男性恐怖症の美人・奈良田愛という2人が、未来の劇団トップスターを育成する音楽学校で出会うというところから始まるお話。
この音楽学校及び劇団は宝塚歌劇団と宝塚音楽学校がモデルでしょう。普通に神戸の景色が出るし。
そんな学校を舞台にした青春スポ魂ストーリー!(公式の紹介引用)、というのがこのアニメの根本となる設定です。

この作品の好きなところ、それは渡辺さらさの”規格外少女”っぷり。
彼女のパワーが奈良田愛の人間不信(というか無関心?)、そして伝統ある劇団の迷信をぶっ壊してくれる期待感が1話からバシバシ伝わってきたという点が素晴らしい。

それと内容的には2話からなんですが、この作品のエンディング。

作曲の斉藤恒芳さんは本家宝塚でも楽曲提供をされている方。
このアニメがどれだけ本気なのかというのがよく分かる人選です。
なにより曲がいい。
荘厳なヴァイオリンの旋律から始まり、アップテンポの歌パート。
ここのハモリも素晴らしい。
今期No.1のエンディングテーマかもしれません。

あ、もちろんオープニングも好きです。

軽快な音楽がストーリーとあっていていいなと。
このオープニングだからこそ、エンディングが引き立つとも思いました。

音楽面でも恵まれているこの作品。
彼女たちのこれからのサクセスストーリーが楽しみで仕方ありません。

© 斉木久美子・白泉社/「かげきしょうじょ!!」製作委員会


次は『ヴァニタスの手記』。

スクリーンショット (8)

人間の中にヴァンピール(吸血鬼)という存在が潜む世界観のこの作品、ヴァンピールは人間を襲うことを禁止されていますが、”呪持ち”という状態になってしまったヴァンピールは暴走し、人間を襲ってしまう状態になります。
そんなヴァンピールを治療する、と言うのが人間・ヴァニタス。
一言で言えば尊大厨二。なぜ治療するのかの目的も不明。
そんなヴァニタスと色々あってバディとなるのがヴァンピール・ノエ。
ノエは師からヴァンピールに呪いを振りまくといわれる「ヴァニタスの書」を探すよう頼まれますがパリへ向かう飛行船の中で事件に巻き込まれ、ヴァニタスと出会います。

このアニメ、心の中の中二が呪持ちになりそうなほどワクワクワード(厨二単語を言い換えたもの・ぎらりょう作)がいっぱいな作品ですが、ぎらりょうがなぜ興味を持ったのか。
それは単純ですが、「音楽:梶浦由記」という一点。
いや本当に梶浦さんの音楽が好きで、その一点だけで見ようと決めたのです。
そして実際に梶浦さんの音楽が作品に合う。
こういった雰囲気の作品で梶浦さんの音楽がハマると強いなと、改めて感じました。

また作風も面白い。
シリアスな雰囲気とギャグが見事にかみ合って見ていて飽きない。
普段のシュッとした雰囲気の作画がギャグになるとふんわりデフォルメされるのも味があっていいなとなります。

そしてなんといっても1話の引き。
1話らしいモノローグと思っていたら最後に衝撃の一言。
この一言で視聴継続確定となりました。
ぜひ1話を見て、この衝撃を味わってほしいなと思うのです。

©望月淳/SQUARE ENIX・「ヴァニタスの手記」製作委員会


最後は『白い砂のアクアトープ』。

スクリーンショット (7)

アイドルという夢破れて、思い付きで沖縄に旅立った宮沢風花。そんな彼女と出会うのが沖縄の小さな水族館で働く魚大好き女子高生・海咲野くくる。
お互いに様々な事情を持つ二人の出会いが何を起こすのか。
オリジナルアニメのため先が見えない楽しみを味わえる作品です。

このアニメを見た理由、それは制作陣にあります。
監督・シリーズ構成・制作、この三者が『色づく世界の明日から』という作品と同じということ。
この『色づく世界の明日から』という作品がぎらりょうの中で大ヒット。
その制作陣が再び集まり作られるこの作品は、今期の中でも特に期待している作品でした。

そしてその期待に違わない1話でもありました。
特にP.A.WORKSという、リアリティとアニメの融合に定評がある制作会社が、その実力を遺憾なく発揮した美麗なビジュアルは一見の価値あり。
旅になかなか行けない昨今だからこそ、このアニメの沖縄を見て旅気分も味わえるのが非常にいいなと感じました。
また、水族館の描写も素晴らしい。
これを作るのにどれだけの労力がかかったのかと思わずにはいられない美しい海景色は圧巻の一言。
ぜひ見てほしい。

そして作品全体に広がる優しい雰囲気。
特に沖縄に舞台が移ってからの雰囲気は癒されます。
これからの展開的にお仕事モノになりそうなので試練もあるとは思いますが、この空気感が続いていってほしいなと思います。

©projectティンガーラ


ということで今期の中からぎらりょうが注目している3作品を紹介いたしました。
これ以外でも見てるものもありますし、夏アニメが終わった後に感想文を書く作品が増えていることを願って今回の記事を締めたいと思います。

それでは次の感想文でお会いしましょう!

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北牟田ぎらりょう
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