リハビリテーション専門病院に転院【ギランバレー症候群の奇跡】22
9月6日 初めて乗った介護タクシーのなかで。
急性期病院にいたとき「リハビリ専門病院はリハビリが治療だからスパルタだよ~」と看護師さんに言われていたこともあり介護タクシーの中で、「疲れた」とか「「もう出来ない」とか言っちゃダメなのかなぁと心配になった。
スパルタってどんな感じ?どんな風にスパルタなの??と考えているうちに回復期のリハビリステーション病院に着いた。
この病院は午前10時に入院手続きをし、初日からリハビリが始まる。それにもドキドキしていた。
脳神経内科のS先生、理学療法士のITさん、作業療法士のNKさん、看護師さん、ケアワーカーさん、ソーシャルワーカーさん、管理栄養士さん、などがチームになりひとりひとりのリハビリ計画書を作りみんなで患者を診ていくというやり方だった。どこの病院でもそうなのかもしれないが、芳子は全員が勢ぞろいして、患者を迎えてくれるというのが初めてだったのでドキドキもしたし、有難いとも思った。
これから3か月(予定)頑張っていきましょう!!と声をかけられた。
まずは4人部屋に入り、今まで廊下側の部屋だったけれど、初めて窓側の部屋になり、嬉しかった。
普通の病室より広くできていて、車椅子が入っていけるように出来ていることにも感動した。
さすが、リハビリ専門病院。
トイレは4人に1つの割合であり、食事は食堂に各自行って食べる。
毎日、着替えをして作業着になり寝る前はパジャマに着替えるというのもリハビリのひとつになっていた。
リハビリ専門病院初日
10時に入院手続きを済ませ、12時になったら昼食だった。
芳子は芳子専門の車椅子を与えられ、それに乗って行き来することになった。
ただ、すぐに車椅子の足乗せ台は外され、手で足で漕ぐこととなる。
昼食は喉に聴診器を当てて飲み具合のテスト。嚥下は大丈夫か、ごはんは通常か、それともきざみ食か、などを決められ、芳子は通常食のエネルギーコントロール食になった。
3食で1600キロカロリー、ごはんは130グラムと決められる。間食は無し。きびし~
午後からはさっそく理学療法と作業療法を行う。
初日だったからなのか幾つかのテストをさせられる。
何分立っていられるか、
歩行器で50メートルぐらい歩くなど身体の状態を調べられ、
どこをどうするか考えているようだ。
作業療法では、腕の曲げられる角度や握力や物が掴めるか、スピード、筋力などが試される。
いきなりの度肝を抜かれるテストに息切れがしたが、初日のリハビリはおしまい。夕食のご飯はおいしく全部頂く。また明日から頑張ろう。
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