【ギランバレー症候群の奇跡】日を追うごとに身体が動かなくなり寝たきりとなる。4
熱中症の疑い?嘘だろう!!
市内の病院に救急で運ばれ、熱中症の疑いと告げられる。
熱中症には、なったことはないけど、こんなに筋力が失われていくものなのか?!
点滴をつけられ、少ししか動かない手でごはんを食べてと言われる。
スプーンが持てない。へなへなした手でごはんをすくいとろうとするが
途中でこぼれる。とても力がいる。
具合が悪くなる前は普通にごはんが食べられたのに、ほんの2日間で指先がうまく動かせられなくなり、重力に負けてしまう。
心の中でこれは熱中症ではない!と思った。
看護側は私を熱中症で身体が動かないと思っているので
「そんなに熱中症になったのがショック?身体動かして!」と
嫌味を言ってくる。
時間が経つにつれて全く動けず自分でもやばい!と思った。
なぜ、私がこんな目にあわなきゃいけないのだろう・・・
ネットで見たギラン・バレーのことが頭をよぎったが
まさか、自分が?!とも思っていた。
尿が出なくなり「尿閉」と言われ、導尿の管を入れられる。
おむつをさせられ、少し動いていた手もベットに沈み足も動かず、胴体も動けなかったが首から上は少し動き意思の疎通は出来た。
頭の中は正気なので今、現実に起きていることに恐怖を感じ
「死にたい」とばかり思っていた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?