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CSS nite LP56 − 01.“業種特化”をしているがゆえの手を動かす前に考えておくこと

2018年3月3日(土)に行われたCSS niteのセミナーに参加してきました!
今回のテーマは、「ウェブサイト制作、手を動かす前に考えておくこと」

日ごろの業務ではワイヤーフレームを渡されて、デザインをしているので、手を動かす前のこと興味があり、参加させて頂きました。最近、デザインの前にしっかりと土台を作ることの大切さに気づき、学んでいます。
今回のセミナーでは主にブランディングの話で、正直脳みそが溶けてしまうんじゃないかってくらいついていくのが大変でした。
そんな中で私なりに今回のセミナーで感じたことをレポートとして書きたいと思います。

01.“業種特化”をしているがゆえの手を動かす前に考えておくこと

登壇者:株式会社サービシンク 名村晋治さん

株式会社サービシングは不動産業界に特化した会社で、その「業界特化」というキーワードを用いて「手を動かす前に考えておくこと」をお話ししてくださいました。

業種特化をしているからこそ求められるもの
業務特化をしているとうたっているからこそ、クライアントから"当然"を求められることが多く、それがプレッシャーになる。"当然"のレベルも高い。
だからこそ、その期待に応えることができるように制作する前にしっかりと考えていかなければいけない。

手を動かす前にすること
*知識の収集
・業界各社の事業把握を行い、どういった動き、ブランディングをしてある業界かを調べる
・業界の展望をしる、法改正を押さえておく

*知識の共有
・社内での情報共有をするようにする
…属人化してしまうので、社内での知識の共有に重きを置いている。
(半年に一回、業界についての思案を共有する場を作る・情報共有のSlackを作って誰でも情報共有できるようにしている…等)

*知識の積みかさね
・業界が一緒でも違っても、必ず次のお客様に繋げれることがある。そのナレッジを積み重ねる(ナレッジマネジメント)ことで、次のお客様に活かせる知識になっていく。

*チームビルド
・業界に詳しいメンバーを入れる

*横幅展開
・他業種に経験を次の仕事に活かせるか?
・業界が違ってもUI設計は役立つ

業務特化でよかったこと・失敗したこと
■よかったこと
・ナレッジの積み重ねをすること(ナレッジマネジメント)が効率よくできる
…使える「ナレッジ」にするのは自分。どうやったら今の仕事に活かせるのかも自分次第。
・見積もりを超えた判断要素を持てる
…業種特化で培った経験があるからこそ、しっかりしたものを提案できる→見積もりが高くても仕事になる
・超大型代理店やSlerと互角に戦える
…協業の場合でも主導権を握れる。会社の規模より知識や経験が多いほうが強い!
・クライアントの業務フローからの改善を提案できる

■失敗したこと
・業種特化の範囲
…なんでも知っているていで話される
・期待値の増大
…業種特化の会社よりやりとりが楽で、その上安くていいものができるという期待がくる
・業種特化知識の差異(全員が同じレベルになれるのか?)
…俗人化しない為の対応が必要→採用した時の共有コストの増加

まとめ
*自分が何を求められているかを知ることが一番大切
*制作以外に求められているメリットを知り、体現する→そうでないと価格競争になるだけ
*クライアントの仕事に興味をもつ
*クライアントの仕事、業界の一員となる
*クライアントの仕事を好きになる

業務特化は強みでもあるけど、業務特化だからこそ大変なこともあるという点もお話していただきましたが、話していただいた内容はすべて業務特化でなくても考えるべきことばかりでとても勉強になりました。

ディレクションをする上で、相手の業種をどれだけ理解できるか、またその業種の仕事を好きになって考えられるかが大切だとおっしゃっていました。
学ぶことも大事ですが、「好き」に勝るものってなかなかないですもんね。
学びながら好きになれれば一番

25分とは思えない濃い内容でした…っ
ありがとうございました!


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