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俺、これからどーする

 死ぬまでにやっておきたいことをリストアップしたものを「bucket list」というけれど、周囲を見ても、いつかは、と夢を抱きながら行動には移さない人が大半だ。もちろん自分もそうだし、それでも良いって思って生きてきた。
 でも、かつて小学校に勤めていた頃、子どもから質問されたことがある。

子「先生の将来の夢って何?」
私「小学校で働くこと、だからもう叶ったんだよ」
子「へ〜 僕はねサッカー選手になって、家族に家を買ってあげて、宝くじで1億円当てて、車買って、フライドクターになってヘリコプターに乗って、バスケの選手になって#$%&’(以下無限)」

 そんなに!?と驚く。そんなに夢溢れてるの、いいなぁ…

子「そういえば先生、休みの日って何してるんですか?」
私「うーん、映画見たり、図書館に行ったり…かな」
子「他には?」
私「え〜と、ショッピングとか」
子「…なんかあんまり楽しくなさそう」

 がーん⤵︎である。回答におもしろ要素が全くない、マイナス20点。会話を盛り上げる気持ちがないのがバレバレ、マイナス30点。子どもから未来への期待を奪っている、マイナス50点。我ながら残念極まりないマイナス100点の回答だ。

 「これやってみたいけどなぁ」とか「今の毎日ってなんかあんまり楽しくない」って心のどこかで思っていた。とくべつ不満があるわけじゃないけど、今の自分の人生が、新鮮な驚きや達成感から遠ざかっているのがはっきりわかる。
 これでいいか…なんて思ってないんだ俺は、って子ども達から教えてもらった。平穏な人生がダメだなんていうつもりはないけど、なんでも良いから、もっと自分の気持ちに素直になって行動してみようって思って「bucket list」を考えた。

「my bucket list」
✔︎1.フルマラソンを完走する
2.長い旅に出る
✔︎3.文章を公開する
4.楽器の練習をする
5.キャンプをする
✔︎6.バンジージャンプをする
✔︎7.スカイダイビングをする
8.世界遺産を見て回る
9.フェスに行く
10.バイクの免許をとる
11.投資で儲ける
12.動画を公開する
13.職人芸を身につける
14.良いカメラを買う
15.美容に注力する
16…



✔︎印は実現したもの!

 なんてこった、もう思いつかない… 幼い頃はもっと無限に願い事があったはずなのに。「素直」とか「願い」って難しいことだったんだ。このリスト自体も、なんとなくできそうなことばかりを挙げてしまったように感じる。とはいえ!ここで止まったらツマラナイ自分に逆戻りである。
 価値があるとかないとか、本心かどうかとか疑ってもキリがないので、まずはやってみることにした。その行動を記録していきたい。リストの項目はどんどん増やしていきたい。

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