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3分で読める眠りにつく前の話

『消えない記憶、その理由』

あの時の自分は冴えてたな、と思い出す瞬間がある。中学生の頃、作文でも書いていたのだろうか、友達から尋ねられた。
「なぁ、“はかない”って漢字でどう書くの?」
「にんべんに夢だよ」←冴えてる!
全然大したことないんですが、以下のように思ったのです。
・即答だった←nice1
・明快な説明ができた←nice2
さらに、それを聞いていた近くの席の可愛い女子が、感心した様子で言いました。
「漢字博士だねぇ」
可愛い女子に褒められた←nice3

自分を冴えてると思ったとはいえ、もし、この三つ目の要素がなければ、10年以上前に起きた出来事を記憶しているでしょうか?答えは否です。友達に漢字を一文字教えた場面が人生のハイライトって…流石にもっとこう、あるだろ!
ところが、ここに女子からの称賛を一つまみ加えるとア〜ラ不思議、消えない記憶の出来上がりです。女性の皆さん、男性はこんなもんです。我ながらチョロいよ。可愛がってやってください。

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