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鎌倉殿の13人スペシャルトークショー&パブリックビューイングin深谷レポ

ダメ元で応募したら当選してしまいました!

まさか当たるとは!

応募する時点で深谷市さんが「畠山重忠の乱を放映するに当たり…」と堂々とXデー宣言していましたのでこの日に重忠さまの退場ということは確定でした。
何を隠そう私は畠山重忠の大ファン。最推し!
大画面で見たら私の精神状態どうなっちゃうの?
と思いながら当日を迎えました。

ドキドキ

今回のゲストは阿野全成役の新納慎也さん、稲毛重成役の村上誠基さん、平賀朝雅役の山中崇さんの3名でした。当初は和田義盛役の横田栄司さんがいらっしゃる予定だったのですが、体調不良のためピンチヒッターで新納さんが駆けつけてくれたのです。

トークショー、スタート!


開会宣言は新納さん。
席がかなり後ろの方だったのでよくお顔が見えなかったのですが、それでも滲み出るイイ男オーラ。
ご自分でも「イイ男でしょう?テレビだと97%減になっちゃうんですよ」なんて。生で見てもイイ男です!

続いて地元の方による「重忠太鼓」の演奏です。
鵯越の逆落としをテーマにした素晴らしい太鼓、心に響きました。
その次は「重忠節音頭」です。この地域の方々は学校の運動会や盆踊りで踊ったことがあるようで、客席の方々にも手のひらで振り付けながら見ている様子がちらほら見えました。

司会の方が「深谷市にお住まいの方?」と問うと約半数くらいの方が手を挙げてました。それだけ地元の方の応募があったのでしょうね。

新納さんは、北条の婿同士ということで中川くんと同じシーンを撮ることも多く、また以前共演したこともあってかなり親しかった様子でした。義時、義村、重忠はほぼ同年齢ですが、中川くんはまだ24歳。それを小栗旬と山本耕史と同年齢の役を演じろと言われたら悩みますよね…。新納さんの隣に座ってどうしようどうしようと話してたそうです。中川大志くんマジ可愛い。
全成が殺される前、重忠が見送るシーンがカットになってしまったのが凄く残念です。DVDの特典映像とかに入れてくれないかな。

新納さんは、ご自分と畠山重忠の共通項がないか調べてみたそうです。そしたら驚きの事実が!
「新納」(にいろ)という名字がとても珍しいのですが、辿っていくと薩摩島津家に当たるとか。島津忠久の妻は貞嶽夫人と呼ばれますが、この貞嶽夫人は重忠と足立遠元の娘の間に生まれた娘と言われています。


貫達人著「畠山重忠」より子孫の系図


新納さん「だから僕の中に何ミクロンかは重忠さんの血が流れているんです!開会宣言にふさわしいでしょ!」
で、拍手喝采でした。

その後、深谷のゆるキャラふっかちゃんと、しげただくんが登場!!

ふっかちゃんとしげただくん

よちよち歩きで登場したこのふたり、思わず「カワイイ〜!」の声が上がっていました。しげただくんは、三日月ちゃんを背負っていて背中も可愛いんです。
深谷市長さんの挨拶の時もずっと横に居て愛嬌たっぷりでした。
深谷市長さん、とてもお若くてビックリ。
「遂にこの日が来てしまいましたねー!歴史を変えましょう!応援しましょう!」と大変にお熱い方でした。
昨年は渋沢栄一、今年は畠山重忠、大河ドラマで2年連続スポットライトを浴びる市町村って無いんじゃないかな?深谷市の熱の入れようが伝わりました。

しげただくんが退場する時、ぴょんぴょん飛び跳ねてて可愛かった…。

さて、いよいよトークショーの始まり。
新納慎也さん、村上誠基さんが改めて登場しました。
村上さんは、重忠像とお墓、満福寺に立ち寄ってから会場に入られたそうで、その時の写真が出ていました。稲毛重成についてかなり勉強されているようで、役についてしっかり理解して演じていらして素敵だなと思いました。
愛妻家であり、妻を亡くして橋を立てたエピソードや、紀行で紹介された橋(地震の液状化現象で橋脚が上に出てきた遺跡)などの映像が流れました。
ドラマの中では全成さんも愛妻家でしたから、稲毛重成さんの愛に共感していましたね。

さて、お次は平賀朝雅役の山中崇さんが登場するやいきなりの土下座!
会場大爆笑と拍手喝采。
「完全にアウェーの地にやってまいりました!」

新納さんは、撮影終了後もイチ視聴者として早鎌、本鎌、再鎌と週に3回見ているそうで、山中崇さんが出てくるやいきなりイヤーな顔(笑)
新納さん「もう初めからうさんくさかったもん」
「テレビ画面に向かってお前!!って叫んじゃったもん」

山中さんは、演じるにあたり三谷さんからメールをもらっていて、「胡散臭く」「おフランス帰り」「宮沢りえさんを本気で口説きに行く」というポイントを提示されたそうです。りくさんじゃなく、宮沢りえさんかいw
だから、宮沢りえさんの好みは何かな?とか考えながら演じてたそうです。これはインタビューにも出てましたが、平賀朝雅は娘婿でありながら、りくに恋心がある想定で演じてたそうですよ。だから時政にも嫁のきくちゃんにも目もくれずに花束を持ってりくさんの所に「野菊がお似合いです」なんてプレゼントしてましたよね。

さて、ここで北条家の系図が登場。
新納さん「これわかりやすーい。これ見ながらドラマ見たいですよね」
新納「あれ?平賀は比企の血が流れてるの?」 
山中「問題ありますか」
新納「いやぁ…」
確かに全成さん、比企能員の策略にはまってしまいましたもんね。
新納「でも源氏なの?」
山中「そうなんです」
新納「うわあ、色々混ざってるんですねえ、源氏と北条と、比企」
山中「サラブレッドなんですよ」
司会「ハイブリッド、ということで(笑)」
新納「しかしこうして見るとみんな血縁関係なんだよね」
村上「関係を強くするために婚姻してるのに」
村上「もう、話し合いとか家族会議でできないのかな?」
ホントにそう。鎌倉こわい。

その後全成、稲毛、平賀の3人でフリートークでした。
覚えてる範囲で書き出しますと…

◎生田斗真演じる源仲章の映像を見て
新納「この人が僕の息子殺してるんですよ!顔がいいからって、騙されちゃダメなんですよ」
山中、村上、会場みんなウンウンと頷くw

◎後鳥羽上皇の映像を見て
山中「松也さんの圧が凄いんですよ…あと、もみあげがすごく長くて地毛なのかが気になります」

◎ジオラマ遊び(州浜)の映像を見て
山中「これめちゃくちゃ上皇さまに気を使ってるんですよ。鎌倉を馬鹿にされても嫌な顔しないでコォー!って笑ってるんですから」

◎お餅を丸めるシーン
新納「これホントに上手く丸められなくて、坂口くんとか中川くんとかと丸まらないねーって。この時は平和だった」
村上「このシーン家の中から僕見てるんですけど、凄く緊張していて。全成さんがこっちから見てるよって優しく声掛けしてくれて」
新納「え?僕そんなこと、言いました?もう、無意識にそういうことしちゃうの僕。もっかい言って?」

◎全成誅殺のシーンについて
新納「今日もかなり雨強かったですけど、あのシーン、今日の雨よりすごい雨降らせてるんです。カメラって雨粒映りづらいみたいで。バケツをひっくり返す雨の3倍くらい。それを6時間!」

◎平賀朝雅が毒を用意するシーンを見て
新納「ボクもうホントにムカついちゃって」
山中「あのー、あれホントに毒だと思ってるんですか?誰かこの中で見てた人いるんですか?政範くんは体弱いからただの胃薬なんですけどねぇ」と、いきなり平賀朝雅ムーブが発動!
新納「これ、胃薬見る顔じゃないよ」
山中「胃薬って正露丸みたいに臭いんですよ、だからこういう顔なの」

司会者が現れて、トークショー前半は終了。
SNSに今日の様子をアップする時のハッシュタグは、

#婿〜ズ  

になりました。


パブリックビューイング

パブリックビューイングは、6時のBS早鎌をスクリーンに映して鑑賞します。

内容についてはもう、みなさんご覧になられていると思うので割愛しますが…

近くの方々、鼻をずびずびさせてすみませんでした。
肩ふるふる震えててすみませんでした。
嗚咽の声必死に抑えたわたし、あれが限界でした!

とにかく感動して、泣きすぎてまつ毛取れるし汗びっしょりだし放心状態でした。

〜パブリックビューイング後〜

改めてゲスト3人と司会者が登場。
なんとも気の毒な退場になった稲毛さんをハグする全成さん。

司会者「平賀さんが撒いた種の結果、こうなってしまいましたが」
新納「何とかいってみたらどうなの!」
山中「胃薬なんですけどね…」あくまでしらばっくれるようですw

山中「あの、最期に義時刺さなかったじゃないですか、あれなんですかね」
新納「それはやっぱり彼の優しさなんじゃない?もし平賀さんだったら?」
山中「刺す刺す」

司会者「みなさんが鎌倉時代にいたとして何歳くらいまで生きたと思いますか?」
新納「僕おしゃべりだからすぐ殺されちゃうと思う」
村上「僕は口数少なすぎて何考えてるか分からなすぎて殺されるかと」
山中「じゃあー!ぼくは長生きしますよ」

山中さんの「こんな風に、殺し合う時代を経て今の時代があるわけですよ。だから歴史を知るっていうことは必要ですし、知ることは楽しいですよね」の一言がとても胸に刺さりました。

観客席との記念撮影。
新納「そんな雰囲気じゃないんですけどね」
カメラマンさんの掛け声が、はい「ねーぎ」と
はい「武衛」でなごみました。

最後の挨拶で山中さんの「完全なるアウェーなので、卵とかぶつけられるかもしれないって思ってたけど、深谷の皆さんに温かく迎えて頂いて嬉しかったです。
平賀朝雅は嫌いになっても、鎌倉殿の13人は嫌いにならないでください!」が良かったです。

舞台から役者さん達が退場すると、舞台が暗転。
なんとそこに、中川大志くんからのビデオメッセージが流れたのです。
深谷にいる我々へのメッセージでした。

「誰よりも武士らしく生き抜きました。あの一騎打ちの殴り合いで、一発一発に義時への思いを込めました。俳優人生の中で一番過酷な撮影でした。1年半、畠山重忠として生きてきましたが、また別の時代、別の人物でみなさんにお会いしたいです」と涙ぐみながら話されていて、またそこでグッと来てしまいましたね。

日本中の視聴者が、中川大志くんの演技力、存在感、ずば抜けた見栄えに称賛の拍手を送っていますよ。
次は、主役。必ずやってくれますよね!

退場のアナウンスと共に、こんな声が…
「今回、会場に急遽献花台をご用意致しました。ご希望の方は是非重忠公に献花をお願いします」
私「はい?」
何を言ってるのか意味が分からなかったんですが取り敢えず列に並んでみます。
そこに見えてきたのは…

重忠像の遺影と白菊

なんと、深谷市さんが本物の献花台を用意して下さったのです。白菊も本物!!

深谷市の粋な計らいに、またまた胸が熱くなりました。

畠山重忠さま生誕の地で、こんなに素晴らしい最期を見届けられたこと、献花できたこと、素敵なゲストさんのお話が聞けたこと。
そしてTwitterのフォロワーさんとの縁(えにし)。

全てに感謝する素敵な1日となりました。
この大河ドラマに出会えて、畠山重忠という人物を知ることができて、大好きになって本当に良かったです。









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