GR86の感想 (11ヶ月)
前置き
GR86が納車されて、11ヶ月(ほぼ1年)。慣らし後にも印象を書いていて、概ね印象は同じだが、1年弱乗った感想を書いてみる。なお、自分の車はノーマルで、今のところカスタムする予定はない。
良いところ
デザイン
デザインはとても気に入っている。デザイン案の段階では、GR案とCALTY案が残り、最終的にCALTY案が採用されたようだ。マグネタイトグレーを選択したのも良かったと思う。ブレンボのレッドとのコントラストが映える。
水平対向エンジン
以前乗っていたGC8(インプレッサ WRX STi Version V)を降りて以来、13年ぶりにスバルの水平対向エンジンに戻ってきた。改めてその振動の無さに驚いた。S2000(F20C)は猛々しさとともに振動が伝わってきたが、GR86(FA24)は回している感覚があまりない。まぁ回転数も低いのだが。その分、劇的な盛り上がり感も無く、そこが物足りないところではある。
レッドゾーンも低いので、早めにリミットに達するが、トルクもあるのでインジケーターを低めに設定している。この辺もF20Cとは対照的である。
剛性
現代の車らしく、軽量なのに剛性もあるところが良い。
いまいちなところ
エアコン
今の日本では、ほぼ年中エアコンをかけておく必要があるが、設定した温度くらいまで下がると涼しい風が出なくなる。そうなると、また設定温度を下げることになる。仕様なのか、不具合なのか‥?
アクセル感度
微妙な開度に反応しないので、少しだけ煽りたいときなどに困る。スロコンも出ているくらいだが、D型では見直しが入ったようだ。
キャリパーの位置
フロントのキャリパーは、モーメント的に後ろ側についていて欲しいのだが、なぜか前側にある。冷却のためなのだろうか?WRXは後ろ側だが。
トラブル
これは明らかに不具合だと思うのだが、窓を開けるときにバキッと音がするようになってしまった。ドアを開けるときに少し窓が下がるのだが、その度に結構な音が鳴る。
ドアのクリアランスを調整すると直るのか、あるいは窓の問題なのか、今のところ不明。12ヶ月点検で見てもらう予定だが、力技で直されないか‥という不安もある。ディーラーに対する信頼が低いものでね。
まとめ
ちと、ドアのトラブルは残念だが、トータルでは買って良かったと思う。箱根での遭遇率に関しては、ロードスターほどではないが、結構見かける。乗る人が買っているのだなというのが分かる。自分も乗れるうちに買って良かったと思う。