見出し画像

アメリカのニコチンベイプ

みなさんはベイプを知っているだろうか。
簡単に言えば「持ち運び出来るシーシャ」のようなもので、日本ではドンキホーテなどで簡単に購入する事ができる。
たばこと比べてコスパが良く、匂いも良い匂いで残らない(室内でも気にせず吸える)為、女性にも人気な娯楽道具となっている。

私は日本のベイプを数回購入して使ったことがあるが、一度も満足したことがなかった。
その理由に「吸いごたえ」が無いことが挙げられる。
「吸いごたえ」とは簡単にいえば「炭酸を飲んだ時に喉にくるクーっとするあの感じ」の事を指す。
実際、たばこを吸う人はニコチンを求めていると思うかもしれないが、それと同時に吸いごたえも求めている。私はシーシャもベイプもはまらなかったのは、吸いごたえがないので「別にお金を出して吸う必要が無い」と判断したからに他ならなかった。

しかしこの価値観が一変するきっかけが起きる。
それは私がLAでシェハウスをしている時のニコチンベイプとの出会いだ。



ニコチンベイプ 実物

実際アメリカに行って驚いた事の一つに、同年代の男も女の子も、たばこではなくこの「ニコチンベイプ」を吸っていた。

理由は複数あり、
・たばこは海外では非常に高く(日本の3~5倍する)、手軽に手を出すものでは無い。
・たばこが身体に悪いというイメージが世界でも定着している。
・カリフォルニア州などの合法地域では大麻を吸うことができ、たばこよりも安い為、たばこより普及している現状がある。
たばこのように吸うことができ、大麻は吸いたくないという人に刺さっている
などが挙げられる。

日本にあるベイプは吸いごたえが無く、吸う理由がない事は上記で説明した。
このニコチンベイプは葉巻同様、吸い方に慣れなければむせてしまうぐらい煙が入ってくるし、なにより吸いごたえ(喉のキック感)もありながらニコチンも入っているというとんでもない代物なのだ。
これはおそらくアメリカでしか購入出来ない(日本でも購入出来るが割高で、購入も海外製品と言うこともあって簡単でないのでめんどくさい。私は購入したことがない)と思う。
実際、日本で同様のものがあるか探し回ったが、同じものを見た事は一度もない。

「ニコチンベイプの特徴」

・充電して何回も再利用する事ができる
このニコチンベイプは充電式になっており、裏側か側面に充電口がある。
iPhoneと同様、電源コードに充電することでいつでも使用可能であり、大きさも手に収まるサイズでコンパクトなので、邪魔になる心配がない。

・アイコスのように加熱する時間を待つこと無く、すぐ吸うことが出来る
今すぐ吸いたいのに、アイコスの場合差し込んでから加熱までの時間があってめんどくさい!と思った経験はないだろうか。
このニコチンベイプは吸いたいと思った瞬間に吸うことが可能。
本体の充電さえあれば全くのノンストレスだ。

基本的に使い捨てを前提に作られているので、味がまずくなったらすぐ捨てるだけでOK
アイコスであれば本体を購入した後、先端のたばこを毎回買う必要がある。
なので本体を忘れた・無くしたなどのトラブルも多いが、このニコチンベイプにはそれが無い。
いらなくなれば普通に捨てればいいので、使い勝手の面で圧倒的に優れている。

「ニコチンベイプの良い点」

・非常に長期間吸えるのでコストパフォーマンスに優れている
たばこを一日に1箱吸う人であれば、1箱600円だと仮定して600円✕30日=18000円必要になる。
しかしこのニコチンベイプは本体価格20~30ドル(一ドル150円の計算で3000円~4500円)で購入でき、普通に吸って1~2ヶ月は余裕で使うことが出来る。
なのでコストパフォーマンスを比較しても、圧倒的にニコチンベイプに軍配が上がる。

・屋内・屋外関わらず吸うことができる
紙たばこであれば、通常は外で吸うことを求められる。匂いの問題もあるが、室内に火災報知器がついていればなおのことだ。
しかしこのニコチンベイプであれば匂いもシーシャのように甘い匂いなので気にならないし、水蒸気状なので屋内でも気兼ねなく吸うことが出来る。
屋内であっても煙や匂いが停滞し続けることが無い。

・匂いが気になりにくい
上記でも記載したが、匂いはシーシャの甘い匂いのような感じで、紙たばこ・アイコスのように鼻や服に残るようなものでないので、非喫煙者であってもあまり嫌がること無く受け入れられやすい。(あくまで私の体験談)


とにかく今回知って欲しかった事は、「アメリカでは、たばこの代わりにニコチンベイプを吸う若者が多いという現実がある」事であり、私達の知らない現実や価値観が海外にはあるということだ。
私の個人的な見解では、日本にこのニコチンベイプが普及したとすれば、たばこ・アイコスを吸う人口は大幅に減ると思う。それほどの衝撃がこのベイプにはあった。
またその影響を考えた際、JTを代表とする利益減少などの利権関係も絡んでこのベイプは許可されていないのではないかと考えている。

もし興味を持たれて吸ってみたいと思う方は、ぜひアメリカに行った際は購入してみると面白いと思う。友達に聞くところ、同様のものはタイにも売っているらしい。
日本のベイプやシーシャを体験した事がある人がいるなら、このニコチンベイプは新たな感動を生んでくれることだろう。

あくまで今回記載した内容は案件でもなんでもなければ、全ての人に勧めるものでもない。
実際にアメリカで経験した現実と、そこで知り合った若者の価値観をここでは紹介したつもりだ。

いいなと思ったら応援しよう!

ニュートン
「人生観 勉強したこと 出来事」のマガジンで記載している記事は全て経験談に基づいたお話です。新たな記事の一つを記載する活動費として使わせていただきます! よろしければサポートお願いします!