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マンホールって意識して見たことある?

皆さんは「マンホール」を意識して見る事はあるだろうか。
私はマンホールなんか気にもとめたことが無かったし、その存在が無いぐらいの感覚でいたのだが、つい先日面白いマンホールを見つけた。
一つは私の個人的な趣味である釣りで滋賀県に出掛けた時に見つけたもの。そしてもう一つはヒッチハイクで浜松に行った際に見つけたものだ。


滋賀県の大津で見つけたマンホール


静岡の浜松で見つけたマンホール

これら二つを見てとにかく言えることは「可愛すぎておもわず写真に収めてしまう」ということ笑
滋賀県の代名詞である琵琶湖にちなんで「水」にまつわるポケモンを適用している一方で、浜松は「家康」をモチーフにした可愛いキャラクターだった。

こんな「面白いデザインのマンホールが普段の日常に隠れている」ことを知らなかったという事実が、私の中で新たな興味の壁を開くことになる。

これを機に「デザインマンホール」が気になって調べてみた。
すると面白いことが分かったので皆さんに共有しようと思う。

参考文献


これらは「ご当地マンホール」と呼ばれる、各市町村で目にすることができる独特なデザインのマンホールだそうで、日本に広まり始めたのは、昭和60年代と意外と最近らしい。

スタートのきっかけになったのは、昭和60年代になり、当時の建設省公共下水道課建設専門官が「下水道事業のイメージアップと市民アピールのため」を目的として、各市町村が独自のオリジナルデザインマンホールにすることを提唱したことからデザイン化が進み始めたらしい。

全国各地、その場所でしか見ることのできないマンホール蓋が掲載されている「マンホールカード」と呼ばれるものがあるらしく、無料で貰う事ができるらしい。
配布場所は市役所や水道局、道の駅やインフォメーションセンターなど様々あり、各市町村により異なる。公共施設が多いことが理由で、平日のみの配布や配布時間が限定されているところもあるらしいので、貰いたい人はしっかりと調べて行くべきだろう。

マンホールカードには
「マンホール蓋のデザインの由来となる写真・イラスト・説明」
「設置年月」
「市区町村の自治体サイトなどにリンクされているQRコード」
「コレクター愛溢れる製造管理ナンバーや31種類にも及ぶピクトグラム」

などが記載されているらしい。

マンホールも私達の知らない所で創意工夫がなされているということだ。

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001589085.pdf

参考文献


国土交通省によると、このデザインマンホールを利用して「経済効果を発生させようとしている」らしい。





正直これを見て私が思った感想は以下の通り。

・マンホールの来訪者は一体全体どれぐらいの規模になると想像して自治体はお金を利用しているのだろうか。

・作るだけつくって認知度アップの為の宣伝広告などをないがしろにしてはいないだろうか?(本当に儲ける気があるのか?)

実際私はこんなものがあるなんてつい最近まで知らなかったし、私個人としては「マンホールのデザインを見るためにここに行こう!」とはならない。

・デメリットで挙げられている「マンホール」→「汚い」ってほんと?


そもそも経済的観点から見たデメリット何も挙げられていないけど? 
「マンホール」と聞いて「汚い」イメージを持つなんてすごく偏った見方ではないか。(私がマンホールの中がどうなっているかを勉強して知っていることがあるのかもしれないが)
「マンホールに対するイメージは何?」と聞かれて、ほとんどの人は「どうも思わない」「無」というのが正直なところではないだろうか。

個人的に見ていてワクワクした面白い動画。
今回の記事でマンホールの下はどうなっているの?と思った人はぜひ見ることをおすすめする。

・これも私達の税金でまかなわれているのかも知れないが、「やること自体本当に意味ある?」


例えば現在の滋賀県にある琵琶湖では、琵琶湖で生きているブラックバスを「外来種だから」「琵琶湖の漁師に多大な影響が出ているから」という理由で、駆除に莫大なお金を使っている現状がある。
しかし、水を全て抜くなんてことが出来ない限り全滅させる事は不可能に近い。ましてや世界一のブラックバスが釣れた湖として名をはせている琵琶湖は、全国、いや世界中から多くの人がブラックバス釣りを目的に滋賀県に訪れる。その経済効果といったら億円を余裕で生むレベルで計り知れないのだ。(琵琶湖でブラックバス釣りをする事を目的に訪れる人々が落とすお金は、ご飯・宿泊・ガソリン代 言い出したらキリが無い)
しかしあまりにも駆除をしすぎたせいで現在は昔よりも釣れなくなってしまった。実際に琵琶湖で釣りをしている私が実感していて、あまりにも釣れなくなったせいで滋賀県に行く機会は激減している。
(ちなみに私は高校の卒業論文をこの「琵琶湖におけるブラックバスの駆除問題」に関するテーマで記載した過去がある笑 内容に関するリソースを持ってこれていないが、ある程度書けるのはこのためだ)

上記は一つの例として挙げさせて貰ったが、そもそも税金の使い方・経済的観点に基づいた優先順位・稼いだ後の有益なお金の利用など、様々な観点で国・自治体のお金の使い方には本当に疑問がある。

「意味のあるお金の使い方をしているのか?」

「まとめ」

今回は「デザインマンホール」について調べてみた。
新たな発想に基づいた取り組みは評価するし、実際マンホールのデザインも可愛くて大好きだ。
しかしお金の使い方や、国民に対するメリット・デメリットの表示方法など、様々な観点で疑問点が多い事実は否めない。
私は今回「デザインマンホール」という一つの疑問から調べるにいたったが、多くの人が意識をして調べること・知識を幅広く持つこと・自分事の問題であるとして真剣に捉えるべき事など山ほどあると認知すべきだろう。
何より私もそうだが、「経済的な観点に基づいた物の見方」をレベルアップさせることが国民に必要ではないだろうか。


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