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友達と年金の話をする20代の子供を持つ親世代 一回見て

「前置き」


つい先日、個人的な用事で年金事務所に行く機会があった。

目的は「母親が将来貰える年金見込額を聞く」ためであり、本来は代理で私だけが行く予定だったのだが、母親も時間が空いて行くことができるようになったとのことで母親についていく形となった。

母親が行けることになったことで、私が行く必要はまったく無かった。
しかし私は個人的に経済・金融・税金関係を勉強することが大好きであり、将来貰える年金について詳しく知りたかったので同行することに。

私は現在23歳。
私の親世代というと大方が50代前後だと思われる。そしてその世代の人々は年金の話を周囲で聞く・自分でも周囲の人間にすることが多くなってきたのでは無いだろうか?

現に私の母親は周囲の友人と年金の話をすることが多いらしく、「母親が将来貰える年金見込額を聞こう」と動いた理由もそこで起きた話し合いがそもそもの理由だ。

私が母親についていくことで理解した「今回勉強したこと」をnoteで共有することによって、私の母親世代(もちろんそれ以外も)現状の日本における年金事情を可視化できるのではないかと思い、今回の記事を書くことにした。

ここで重要なのは
私は「職員から聞いた事でしか説明できないこと+嘘を書いてはいけない」ので、簡易的な説明になっていることをご理解の上読んでいただけると嬉しいということ。
また、詳しい年金計算などは省いて記載させて貰っている。
これも私が理系における計算が得意ではないことと、私が個人的に細かい計算方法が好きではないということがある。
いくら経済・金融・税金関係を勉強することが大好きと言っても、一応文系が得意ということもあって細かい数字の世界に興味は無いんです笑

上記を踏まえてよろしくお願いします。

「本文」

今回私がこの記事に当たって伝えたい結論は「年金頼りの老後は、すでに私の母親世代でも難しい現実がある」ということだ。

年金事務所に行き、年金見込額を聞くのであればこのパンフレットを貰うことができる。

老齢年金ガイド

そしてこのパンフレットをあけてすぐに「老齢年金の受給開始年齢について」という欄がでてくる。

老齢年金の受給開始年齢について

年金の職員からこのグラフを通して説明されたのは様々あるが、一番気になったのは「特別支給の老齢厚生年金」についての説明だった。
これ、簡単に言うと「早く年金が貰えるよ」という制度のこと。

そして重要なのはその対象年齢。
私の母親は現在53歳なのだが、この制度には全くひっかかりもしない年齢であることが分かる。ということは基本的に最速で65歳から年金を貰えるということであり、既に母親の年齢(53歳)でも年金をアテにできるのは10年以上先だということがわかる。

では視点を変えて。
「現在の年金受給額の平均はいくらなのか」を見てみよう。
以下は参考サイトリンクだ。

「現在の年金受給額の平均はいくらなのか」についての答えはこのようになっている。

簡単に言えば「月14万円」であり、年計算すると「年168万円」となる。
しかしこの結果は「今の年金平均受給額」であり、将来的には「減少傾向にある」ことがわかっている。

インフレによる物価高の影響、日本が抱える超高齢化による影響、など様々な要因で「年金があれば安心」という価値観は全くの無意味なものに変化してきているのだ。

ちなみに。
この「平均月14万円」という金額は、非常に多い金額だと私の中では認識している。
というのも、私の母親の将来年金見通しの結果を見たところ、
「60歳から貰う」なら「月6万4222円」
「65歳から貰う」なら「月8万4503円」

となっていたからだ。

ちなみに母親は東証一部上場の会社で働いていた過去もあるし、大学卒業後は専業主婦として働いていた期間を除けば、常に何かしらの仕事をしながら働いていた経歴を持っている。
そんな母親であってもこれだけしか年金を貰うことが出来ない現実が今の日本にはあるのだ。

(実際に年金事務所に行くと自分の個人情報を書いた紙を貰えるのだが、色々個人情報が載っているのでここでは載せることは出来なかった。済みません。)

ここから、「現時点で53歳の母親であっても、年金のみに頼って一人で生きていく選択をすることは非常に難しい」ということが分かった。

この記事を読んでくれているあなたが将来的に年金をいくら貰いたいと思っているのかは定かで無い(人によるだろう)が、「年金頼り」にして老後の生活を安泰に送れると思うなら大間違いだろう。

あなたも今すぐ年金事務所に行って「将来貰える現時点での年金見込額」を聞きに行ってみてはいかがだろうか。
今すぐにでも何らかの行動をしなければならないと危機感を覚える方が多いはずだ。

将来に向けて準備をしよう。

「余談」

この記事によると、日銀の調査によって個人の物価見通しが「1年後11.5%上昇する」としている。多くの日本人はこのインフレが一過性のものとして認識している人が多いが(数年我慢すればまた元の物価に戻る)、私の考えでは長期的に緩やかな物価上昇が進んで行くと思われる。物価上昇に対して賃金の伸びが上回るならばこの問題は解決できるものの、現在の日本においてはその傾向が垣間見えない。

これは個人的感想だが、「明らかに今の政界には経済的観点に視野が明るい人物が少なすぎる」と感じている。経済的な知識が豊富にあり、日本国、ひいては日本国民の生活を第一に考えられる人が実権を握って欲しいと切に願っている。

話を戻そう。
日本にある別の問題としてあげられるのは、「現在進行形で金利が上昇している現状」だ。このことによって、「変動金利型の住宅ローンを組んでいる方」には、物価高による家計ダメージと二重でダメージが来る。(変動金利型の住宅ローンを利用している場合は金利が上がると毎月の返済額が増えるリスクがある)。

(金利上昇の際の生活影響に関しての記事は以下)

そして何より世界的にお金を刷りすぎているので、紙のお金の価値が年々なくなっている傾向がある。
この傾向はコロナ過における世界各国でのお金のばらまきによって如実に影響が出てきており、現在でも継続中だ。

ということは、今の時代は明らかに「投資による資産形成」と、「仕事の賃金上昇」(資格を取る・転職するなどして賃金を上げる)が必要になる時代だと言えるのではないだろうか。

私自身、「学は無い・金は無い・スキルは無い」の三点セットなので、他の人に何も偉そうなことは言えない。(言いたくても言えないと言うべきだろうか笑)
そんな私であっても、今の現状のやばさ・怖さに気付いたことで「何かしなければならない!!」と危機感を持って動こうとしている現状がある。

私は少なくとも今まで大迷惑をかけた分を、両親が元気に動けて世界旅行を出来る年齢であるまでに大金を稼いで恩返しをしようと思っている。

ぜひ応援して欲しいし、そのような考え方を持つ方は私と一緒に頑張りましょう!!

ここまで読んでくださってありがとうございます。



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ニュートン
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