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西宮 福男 2025 part1 

「前置き」

皆さんは毎年1月10日に兵庫県の西宮で開催される「福男」をご存じだろうか。西宮にある「西宮神社」では「十日えびす」にあわせて福男選びが行なわれる。

毎年大きな扉が開いて大量の男たちが猛ダッシュし、数百メーターを全速力で走って一番を競い合うというものだ。
毎年のように大量の報道陣が押しかけてニュースにもなるので、行ったことはなくてもこのイベント自体を見聞きしたことがある人はいるのではないだろうか。

大会はこんな感じ。みんな福男を目指して本気だ。


トップ3はこのようにして表彰される。
選ばれれば賞品もある。(ちなみにこの三人は今年の福男では無い)

今年の福男に関しては下の記事をクリック!

このイベントは「十日えびす」に合わせて行なわれているものと言ったが、関西地方に住んでいない人にはあまり馴染みがないものだろう。

「十日えびす(とおかえびす)とは、主に関西地方で1月10日を中心に行われる「えびす講(えびすこう)」のことを意味します。
えびす講とは、商売繁盛や家運隆盛を願って恵比寿様(恵比寿天)を祀る、昔ながらの行事です。七福神のひとりに数えられる恵比寿様は「商売人に福をもたらす神様」として知られていますが、漁業や農業を生業にしている人たちからも信仰されている福の神です。


とあるように、商売繁盛を願ってお参りにいく一種のイベント
私は京都に住んでいることも相まって、京都で開催される「十日えびす」には何度も行ったことがあり、そこには多くの人が訪れるのだ。地元民には広く認知されており、特に自営業などで商売に関連した仕事をしている人は意識してよく行く印象がある。

2024年の年末に「初日の出を見よう!」と約束をしていた数人の友達の中の一人(結局そいつはインフルエンザにかかってしまい、参加する事が出来なかったのだが笑)と、初日の出イベントと同時並行で「2025年に開催される「福男」に参加しよう!」と企画を立てており、実行するに至った。

今回はそんな彼と、お互い初めて見に行った「福男」について記載する。

「本文」

「初日の出もやけど、お前「福男」知ってる?あれ行こうや!」
2025年の初日の出を見に行くという企画を立てている会話の中でその一言は出てきた。
「めちゃあり!!でもあれどこでやってんの?」

というのも、私はこの西宮で行なわれる「福男」イベント自体を知ってはいたものの、それが関西で行なわれている事自体を一ミリも知らなかったのだ笑

「関西ならば簡単に行けるからすぐに行こう!!」ということで、彼と一緒に2人で参戦することに。
そんな彼はこのnote記事で何度も出演している私の親友の一人だ。

彼も「福男」の存在自体は理解していたものの、私同様参戦したことがなかったらしい。
なのでお互い初見のフレッシュな気持ちで見ることになった。

ちなみに。
もしこの記事を読んでいる人で「福男に参加してみたい!!」と思う人がいるならば注意して欲しい点がある。

もしあなたが「テレビでも見たことがあるあのレースに参加したい」と思うならば「前日からの準備が必要」だ。

要は「当日の疾走時間に行っていきなり走っていいというものでは無い」ということだ。

その事前準備に関して詳しくまとめてくれている記事はこちらだ。

簡単に説明すると、前日である1月9日の夜7〜8時くらいに<西宮成田山 円満寺>に行って並び始めるところから準備が必要だ。しかも先着1500人しか参加が出来ないようになっているので、なるべく早く行かなければならない。

今年現地に実際に行ってみた感想としては、寒波の影響もあったが「尋常じゃないほどの寒さ」が待ち受けているので、完全防備による防寒が必要なのは間違い無い。

受付を済ませた後は、深夜0時からくじ引きが始まり、その結果によってどこで走ることが出来るかが決まる。門から近い番号を引くことができれば、福男に選ばれる可能性が高まるが、そうでなければあの人の量は本当に厳しいものがある。
そこは完全に運の要素があるので、楽しいイベント事だとして参加するしかない笑

深夜3~4時頃からスタンバイした後は6時きっかりにスタートするイベントに備えるだけだ。

私としては「こんな事前準備がいるという事実なんてろくに知りもしないで挑んでいた」+「このイベントに参加することが決まる前から年始に多くの予定が入っていた」ことも影響し、ただ後ろのほうで参加するだけとなった。

うちの相方はというと、こいつは人間の才能や知能レベルも非常に高いのだが、企画・計画能力は0。なんなら助けにもならないポンコツだ😆

こいつがどれほどポンコツかを説明するあるエピソードがある。

様々な予定を連続で入れすぎたせいで、私が2日間連続で徹夜になった状態で彼と遊んでいた際のこと。
その日は夜から朝まで遊んで帰るという予定だったのだが、宿を取るように彼と予定を組んでいたにも関わらず(むしろ予定が詰まっているから宿を取っていてくれと頼んだ)、宿を取るなんて発想はなかったのごとく集合。
彼曰く「まぁなんとかなるんちゃう?ネットカフェとかあるやろと思ってた。」らしいのだが、「都会のど真ん中で土曜日の夜のネットカフェなんて絶対に開いていないから、あらかじめ宿を取らないとあかんねん!!」と私が口酸っぱく言っていたことは現実に。
本当は眠たくて仕方が無い状況で、彼と朝まで外で過ごさないといけなくなってしまった。

しかもそれだけではない。
朝7時になったということもあり、お互いの話し合いの結果、「銭湯に行って風呂に入るついでに休憩室がある場所で仮眠を取ろう」ということになった。そこから休憩室のある銭湯を探すことになったのだが、徹夜を全くしていない彼は、私の横で座って爆睡。2徹夜目の私を助けるなんて優しさはなく、私が全て案内までやらなければならなかった笑

そんな計画力0の彼なので、この福男が事前準備ありのイベントだということを知っているわけもなく。結局西宮駅にお互いほぼ終電で現地集合することになった。(私もそれが分かっているのに調べる準備不足が出てしまった・・お互いよくないよね😆)

私の場合は本当に終電だったのだが、彼は終電の1時間前には現地に着いており、私を待つまでの間に神社に行っていたらしい。そこでは見たこと無いような人の量と遭遇したらしく、その人気具合を私に伝えてくれた。

私達は事前準備をしないとレースに参加出来ないことは知っていたので、レースが始まるまでの約6時間をどうやって潰すかを相談することに。

私の中では「西宮」何度も聞いた事がある土地の名前だったこともあり、すごく栄えている街という認識だった。
しかし着いてみるとびっくり。
本当に遅くまでやっている店がちょこちょこしか無いどころか、繁華街のような人が集まる場所も0。
この後どうやって過ごせば良いのか絶望する事になった。

この「西宮神社 福男における待ち場所の無さ」については以下の記事で記載している。
「福男 みんなどこで待ってるの?」

「part2に続く」


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