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日経平均急落 続き

日経平均急落|ニュートン (note.com)

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2023年8月5日の東京株式市場は全面安となり、大幅下落した。
日経平均株価(225種)の終値は前週末比4451円28銭安の3万1458円42銭で、米株式相場の大暴落「ブラックマンデー」を受けた1987年10月20日(3836円48銭安)を超え、過去最大の下落幅となった。
日経平均の下げ幅は一時4700円を超えた。

下落による恐怖からさらなる下落を呼ぶこの状況は、下落をした際に買うことができないので全力投資はダメだと言われる理由を肌で実感した。
正直な話、右肩上がりの上昇局面であっても、下落している株を買えば大丈夫だろうと思っていた(実際それで利益を出してきた)
しかし、このように全体的な大幅下落が来ると、どのような銘柄をどれだけ安く買っていたとしても全てが下がってしまう事実を改めて知る事になった。

実際今回の株全体の下げを経験して分かったことに「分散投資の本当の意味」と「資金配分」の2つがある。どちらも勉強して理解していたものの、認識を改めていく必要があると感じたという言い方が正しい。

まず「分散投資の本当の意味」とは、「株を分散投資していれば分散」ではなく、「株・債券・金・不動産など様々なジャンルにわけて投資することが分散投資」ということだ。
たとえ世界全体に株を分散したとしても、全体が下げてしまった際は全く分散の意味をなさなくなる。
私はこの事実をわかった上で「時間さえ使うことが出来れば株価は上がるから大丈夫」と思っていたが、あくまでそれは綺麗事で、実際の日常では仕事を辞めざるを得ない状況が生まれてしまう・病気になるなど、様々な理由で急遽お金が必要になる状況に直面することがある。
すぐさま換金できる流動性が強みの株であっても、圧倒的全面安の状況で急遽実生活でお金が必要になってしまった場合、「長い目で見れば株価は上昇する」の理論は通用しなくなってしまう。
ここから言えることは、株以外の「債券・金・不動産」など「株以外での資産を有むもの」への投資は非常に重要だということではないだろうか。
全くジャンルの違うモノで定期的にお金を有む資産を作ることで、より生活基盤を安定させる目的がここにはある。
元々、株で資産を膨らませた後に、不動産などの新たな資産へ投資をしようという考えがあったが、その考え方と踏み込むタイミングを改めて考え直させられる機会になった。

もう一つ。「資金配分」に関して、ここでは「現金の何%を株などを初めとした投資に当てるのか」を指している。
ある投資家が「3ヶ月分の生活費以外は投資せよ」と言っていたが、私の肌感覚では数億円の資産がある人はその選択で良いが、それ以外の大多数、特に資産があまりない人々はより「いつでも自由に引き出せる現金」にもう少し余裕を持った状態で投資をすべきだと思う。
上記の投資方法を「全力投資」とするならば、今回の大幅下落からの勉強として、この投資方法は間違いではないかと感じている。
当り前のことではあるが、全力投資をしていると、大幅下落した際にあまりに下げすぎた優良株を購入する事ができないからだ。
株価の歴史上、下がるときは一瞬で下げる一方、上がる際は徐々に上がるので、元に戻るまでに数年ほどの時間が必要になる。
単純に儲けるという意味もあるが、毎日証券口座を開いた際にマイナスが表示されているとメンタル面でつらい状況が続いてしまう現象を早く解消させるという目的を一番として、大幅下落した際に緊急購入出来るだけの余裕資金を持っている必要があると感じた。
「余裕資金で投資をする事が大事」なのはもちろんだが、「何かの拍子で大幅下落した際に緊急出動させる事ができる余裕資金を確保する事も大切」だと思う。
このことから、今の私の考えでは常時投資に当てる金額は資金の50%~60%にしておいて、緊急出動できる資金を資産の2.30%残しておくべきだと思う。

証券口座を開いて表示されるマイナスの大きさには非常に驚いたし、恐怖を感じている。
しかし私と私の家族にとって最も大切なのは、「極端な節約によって投資できるお金の量を増やす」ことではなく、「普段の私生活で使う金銭感覚を変えることなく投資をする。そうすることで人生全ての期間で充実した私生活を送ること」であり、極端な節約などによって現在の生活環境を変えてまで投資することが目的ではない。
2024年8月20日現在、株価は大幅下落が嘘かのように戻っているが、この教訓をいつでも振り返る為にも今回のNOTEはある。

今回の学びを生かす為には、大前提として自由に使えるお金を増やす必要がある。
この問題は、「普段の仕事による稼ぎを増やすことで今以上の余裕を生む事」が唯一の解決策となる。
今回の大幅な株全面安を通して、より一層の勉強と経験を培っていき、より資産と知識・学びを大きくしていく。

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ニュートン
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