深夜の客人(1)
「裏口近辺に生体反応。不法侵入です」
朝の4時。ベッドの脇の目覚まし時計のディスプレイが赤く光り、警告メッセージが読み上げられる。
慌てて机の脇のバッグを見る。もしかしたらこれのせいかもしれない。先輩から無理やり預けさせられたバッグ。絶対に開けるなと言われたので中身は見ていないけれど、あの先輩のことだから中に違法薬物が入っていてもおかしくない。警察に通報するわけには行かない。
「裏口近辺に生体反応。不法侵入です」
朝の4時。ベッドの脇の目覚まし時計のディスプレイが赤く光り、警告メッセージが読み上げられる。
慌てて机の脇のバッグを見る。もしかしたらこれのせいかもしれない。先輩から無理やり預けさせられたバッグ。絶対に開けるなと言われたので中身は見ていないけれど、あの先輩のことだから中に違法薬物が入っていてもおかしくない。警察に通報するわけには行かない。