愚宴
「あいつはどうしてる」
門の両脇に掲げられた篝火の下、二人の兵士が話していた。
「バカみたいに友達を信じているようだよ。かわいそうに。どう考えたって戻ってくるはずなど無いのに」
「そうだな。でもあいつは助かるんだろう、な」
「あぁ、助かる。でも大事なのはそこじゃあない。明日本当に助かるのはこの国だ」
「あいつはどうしてる」
門の両脇に掲げられた篝火の下、二人の兵士が話していた。
「バカみたいに友達を信じているようだよ。かわいそうに。どう考えたって戻ってくるはずなど無いのに」
「そうだな。でもあいつは助かるんだろう、な」
「あぁ、助かる。でも大事なのはそこじゃあない。明日本当に助かるのはこの国だ」