おっぱいメレンゲチョコレート
子供の頃、あれは確か夏の暑い日だったと思うんだけれど、なんか空からちょうどポリバケツくらいの大きさの物体が降りてきて、ピカピカ光るライトから小さなソフビみたいなやつが出てきたんだよな。「おっぱいメレンゲチョコレート」もちろん言葉は違うだろうしちゃんと意味のある別の言葉だったのかもしれない。
子供だった俺は怖くなって大人のいるところに逃げないといけないと走り出した。近所の駄菓子屋に向かう。あそこなら誰かに会えるはずだ。すれ違う人のいない道にどんどん不安は膨らまされるだけだった。
やっと駄菓子屋に着く。いつもなら何人か見知った顔があるはずなのに誰もいない。