Chapter.
チャプター1
『人からよく「わかりやすい」と言われる。
いや、本当にそうか?と自分でも自答するのだが、ある種族の人にとってはとても解りやすいらしい。
そういう人に出会えることは稀であるしありがたいなとも思う。自分でも気がついていないことを察知され最適な距離感や目に見えない気遣いをしてもらえるからだ。かと思うと、自分は実はわかりやすい人間なのだと胸を張っていうと、ついに気でも狂ったのか、さては冗談でまた笑わせようとでもしてるのかと身構えられてしまう。』
3/6 今日はとても風が強い日だった。あんまりにも風が強すぎるために噴水の周りの鳥たちの羽が全て吹き飛ばされてしまった。なんだかとても寒そうにしているので可哀想になり、カーテンを外して持っていく。鳥たちはくるまれてとても快適そうだ。良かった。