ジャズのドキュメンタリー映画「真夏の世のジャズ」♪
「真夏の夜のジャズ」を有楽町で鑑賞してきました。
~1958年夏にアメリカで開催された
『ニューポートジャズフェスティバル』のドキュメンタリー。
日本公開から60年経った今年、4Kで鮮やかによみがえった!~
見どころは、当時のジャズはもちろんのこと
その時代にアメリカで流行っていたものや、
女性のファッションが見逃せない。
小物使いがとてもお洒落です。
映画にあまり関係ない映像も度々出てくるが、
撮影は当時、 新進気鋭の写真家バート・スターン。
被写体を綺麗に映している。
オードリー・ヘプバーン、ブリジット・バルドー、マドンナ、
マリリン・モンローなど多くの写真を残している。
何といっても見逃せないのは、
サッチモ(ルイ・アームスとロング)と司会者のやりとり。
表情豊かでいつも笑顔で、ユーモアたっぷり。
お喋りも演奏もみんなをハッピーにしてくれる。
トランペットもスキャットも最高だ。
※映画では演奏していない曲「セントルイスブルース」
そしてもう一人、ヴォーカルのアニタ・オデイ。
ジャズヴォーカルはあまり聴かないので、実力を知らなかった。
ハスキーヴォイスで、技術も凄い!
(ジャズヴォーカルを習ったことがありますが、声量無し、、、)
ライヴなどに行っても口元は良く見えないものだけど、
映画では、横からも写されていて口の開き方がよくわかる。
「All Off You」
舞台となっているニューポートは、風光明媚な海岸に豪邸が並ぶ
避暑地。
映画には、ヨットレースも収められている。
セレブの多いこの地域では従来、クラシックコンサートが行われていた。
ジャズライヴは、やっぱり野外がいいですねぇ~。
山梨に住んでいたころは、夏にスキー場や湖で開催される
大規模ライブに3,4回行きました。
アイスボックスに沢山の飲み物を詰め込んで
音楽を聴きながら野外で楽しむのは、最高です。
東京ジャズも、初期の頃は野外でした。
ホールで開催するようになってから、あまり
行きたいと思えなくなってしまいました。
ノリの良い音楽を整然と並んだ座席に座って聴くのは、
なんか違うような気がして・・・。
♪ルイ・アームストロングは、ジャズ創世期の巨星♪
キングオブ・ジャズ。
愛称は“サッチモ(大口)”。由来はエラ・フィッツジェラルドが
彼の大きな口を「Such a mouth ! 」と呼んだことによる。
・「ルイの影響を受けていないトランペット奏者はいない。
私は彼の演奏も歌も大好きだ」(マイルス・デイヴィス)
・「ルイこそ、ミスター・ジャズだ」(デューク・エリントン)
・「いろんなトランペット奏者の良いところを盗もうと思ったけれど、
ルイからは盗むことができなかった。とにかく凄すぎるんだ」(ウィントン・マルサリス)
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この映画で、1つ残念だったのは 映像は修正されているが
当時の音響があまり良くないせいか、音の響きが平らに
なってしまっている点です。
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