漢方の味
漢方薬はお薬ということもあり、独特な風味に最初は驚かれる方がいらっしゃいますが、実際飲んでみるとすぐに慣れて、思ったより飲みやすいとおっしゃる方もいらっしゃいます🍵
漢方の味にはそれぞれ意味があり、味によって、働きが変わってきます。そのため、漢方の味というのは体質によって人それぞれ感じ方が異なることがあります🍭
通常服用される漢方薬は、いろいろな生薬が混ざった状態のもので、それぞれの生薬の味が混ざりあうことで、お互いの長所を高めたり、足りない部分を補うように構成されているものがほとんどです。
漢方の味は五味といわれ、それぞれの味についての働きを簡単にまとめますと、次のとおりになります😀
<五味>
☆辛 ・・・・肺、発散、発汗、気の巡りを助ける
☆甘 ・・・・脾、緩和、補う
☆酸 ・・・・肝、収れん
☆苦 ・・・・心、排泄、乾燥、熱をとる、
☆鹹(塩からい)・・・腎、軟化
この他に「淡」という味があり、体に水分をゆきわたらせたり、排泄を助けるといわれています。
また、五味は五臓とも関係があり、それぞれの味が、それぞれの臓器に関係しています。
例えば、甘いは五臓の一つ「脾」と関係し、脾の症状のための漢方の味は、他の漢方薬より甘く感じます🍰
このように、漢方薬の味はとても意味のあることで、その時々の体調によっても、味覚の感じ方が変わることがあります。
漢方を飲んでみたいけど、味が気になって、、、という方は、ご相談時に飲み方についてのご提案もしておりますので、安心してご相談くださいね👵
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