パーシヴァルが出てくる原典
円卓の騎士パーシヴァルが出てくる中世ヨーロッパの原典訳を集めました。同作品の異訳は省いております。
1.『パルチヴァール』
たぶん一番有名なもの。パルチヴァール=パーシヴァルです。ドイツもの。お父さんの話から始まる大長編です。
もう古本しかありませんが、国立国会図書館に登録(無料)すればデジタルコレクションで読めます。
2.ウェールズ語原典訳マビノギオン
これは中世ウェールズの伝承の方。ペレディル=パーシヴァルです。
新品で今も売られていますが、分厚くてお高い(5,000円+税)ので、試しに図書館で読まれてみるのもいいかも。
3.アーサー王物語
『アーサー王物語』全五巻。
アーサー王物語最大手のイギリスのマロリーのもの。パーシヴァルは2-3-4巻に出てくるようです。聖杯探索の4巻が一番登場が多いです。kindleか古本になります。
4.聖杯の探索
3のマロリーのものより古い、フランスもの。パーシヴァル=ペルスヴァル。物語の内容はマロリーのものと似ていますが、違いもあります。読み比べると楽しいです。
5.フランス中世文学集2 愛と剣と
聖杯(グラアル)とアーサー王伝説を結びつけたクレチアン作「ペルスヴァルあるいは聖杯の物語」が収録されています。この人の作品が魅力的過ぎて、後続の人たちがアーサー王の聖杯ものを書きまくりました。
6.番外編
『パルジファル』
今まで上げてきたのは中世の作ばかりですが、少し時代を降る超絶有名作品がワーグナーのパルジファル。対訳が↓で読めます。
7.番外編2 無限♾️空間
原典1の『パルチヴァール』をいきなり読むのがちょっとツラい方へ。
「無限♾️空間」さんのサイト
『パルチヴァール』のあらすじや解説を書かれています。個人的にはヴォルフラム名言集が大好き。
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