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✉️ローエングリン

 寒さがぶり返してきましたね。お元気ですか?ぬくぬくされてくださいませね。

 昨日はワーグナーの『ローエングリン』を読みました。楽劇の『ローエングリン』です。
 ワーグナー苦手で、なんとなく触れてこなかったんですが、いざ読むと当たり前ですが上手いんですよねー!人の感情を手に取って弄ぶのが上手い!知ってる!三島由紀夫もそうだった!!
 まあ、好み的にはちょっとアレですね。なんか女性を不幸にして、全部女性が悪かったせいにしてる感はあって、なにこいつ引っ叩いてやろうか?とワーグナーに対しては思ってしまうので、わりとワーグナーに喧嘩売ってるような気持ちにはなります。
 でも上手いんですよねー!腹立つわー!!
 ……というのがワーグナーへの感想です(ときどき素面に戻ります。Be cool)。
 これはもうその上手いところ全部絞りとってやる気持ちで履修した方がいいかな、って思っています。
 なんでワーグナーにこんな対抗意識持ってるんだ私?さっきアニメ『メダリスト』を見たからでしょうか(『メダリスト』めっちゃ面白いし、明浦路先生大好きなので全部見る気マンマンです、やる気湧きますねあのアニメ)。

 ローエングリンは、アーサー王伝説の円卓の騎士パーシヴァルの息子さんです。
 パーシヴァルが聖杯王になるバージョンのお話があるんですけど、そのパーシヴァル の息子さんですね。

 ローエングリンは聖杯の騎士をやってるんですけど、ピンチになったとある高貴な乙女の助けを聞いて、聖杯城からやってくるんです。
 でも正体がバレたらなんかあかんらしく「正体を尋ねないでね」と乙女に言うんですけど、乙女はなんやかんやあって正体を詰問しちゃうんですね。
 で「私は聖杯の騎士です……でも正体を明かしたら帰らないといけないので帰ります」(鶴かな)と帰っていくので、乙女は絶望して死にます。

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