カタカナの名前が覚えられない!──吟遊詩人の裏技講座──
みなさまごきげんよう、吟遊詩人の妙遊です。
さてみなさま。外国の物語を読んでて、名前がワケわからなくなったこと、ありませんか?
エレシュキガルとか
ドゥリタラーシュトラとか
ルンペルシュテルツヒェンとか
……無理ですよね?!
覚えられない!!
さて。わたくし吟遊詩人でございます。この「カタカナ名覚えられなさすぎ」問題。
物語を語るときには当然、クリアしなければならないんですよ!!!
もちろん、「お客様が名前を覚えてきてください」なんていうことは申しません。
わたくし、「その物語についてミリも知らない人でも、わかるように語る」のをモットーにしております。ミリしら大歓迎勢でございます。
さて如何に!如何に!解決するか!!
ご覧あれ、これが答えだ!!
1.基礎編
これは先日の円卓の騎士パーシヴァルのドイツものを語るときに使った裏技です。
まずは悪例から。
全登場人物名を見てドン引きしてくだされ。
悪しき例。
……この量、覚えるの、無理やん。
というわけで、全部、言い換えるのです。
シャララ〜ン✨✨
良き例。
おわかりいただけただろうか……
そう!片っ端から代名詞にしていくのです。
女王様、公爵夫人、泣く乙女……とね!
で、これ。見覚えありませんか?
そう。アレです。
童話!!!!!!
童話はこういう代名詞だらけですね。
おばあさん、王様、妖精の女王様、盗賊、城主、犬、猿、雉。
代名詞で言い換えることによって、
1.もともと知っている単語で、
2.具体的な見た目を想像できる
こうすると脳みそを「名前を暗記しなければ!」と回転させる必要がなくて、聞いてるほうは楽ちんなんですね。
ローコスト。コストカット。お手軽なわけです。
ただし!
パーシヴァルやガウェインなど、主要な騎士名だけはさすがに入れます(アーサー王もね!)。
さすがにね、登場人物名ゼロはまずいですからね。
さて次は応用編です!!
どんなのが来るでしょう??
2.応用編
これは昔やった北欧神話の話……
北欧神話といえば、
ヴァルハラ、エインヘリャル、ヴァルキュリャ。
ニヴルヘイム、ヘルヘイム、ヴァナヘイム。
なんかわからんけど名前がかっこいい!
ロマン溢れる名前のかっこよさがウリ!!
こういう北欧神話みたいなものの場合、名前を言わないわけにはいきません。
名前こそが醍醐味!!ですからね。
そこで応用編。
まずは悪例。
シンプルになんなのかわかりませんね。
次は言い換えです。
……いや、最初に説明入れただけやん?!
となりますが、これを、物語中、名前を呼ぶとき「毎回」つけます。
いいですか、「毎回」です。
例えば
「牝牛アウズフムラが生まれた。さてアウズフムラは……」と言うのでなく。
「牝牛アウズフムラが生まれた。さて牝牛アウズフムラは……」と言うのです!!
さっき言うたやん!!
と言いたくなりますね?
人間の忘れっぽさを舐めてはいけない。
すぐ!瞬殺で!忘れます!!
ましてや5分後10分後に、再登場する場合とかは完全に存在を忘れていたりします。
人は忘れるもの。
「去る者は日々に疎し」……どころか「去る者は秒に疎し」。
人の記憶力を過信してはいけない。
初めて聞いた名称を何十個も記憶できるほど、記憶力ある人はめったにいないでしょう!!
というわけで。
事あるごとに。隙あらば。
「アウズフムラは牝牛!」
「アウズフムラは牝牛!」
を思い出してもらうために
「牝牛アウズフムラは……」と言うのです!!
これが、長ったらしいがなんかカッコイイ名前を初めて聴く人の前で語るコツです!!
今回はこれにておしまい。
めでたしめでたし。
お読みくださいましたみなさま、誠にありがとうございました。
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では、吟遊詩人の妙遊でした。
またお会いしましょう。
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