優秀なリーダー
今日でエッセンシャル思考も最後。
あなたは今、どれだけエッセンシャルになれているか。
そして最後、エッセンシャル思考の生み出すリーダーというものをお伝えしようと思う。
今回の最後に、今までをわかりやすく纏めておいたので、是非最後まで見て行って欲しい。
そもそもチームのパフォーマンスは何に左右されるのか。この答えは出ている。それは、目的の明確さだ。明確であれば、チームのメンバーは予想以上の動きをするし、明確でなければ、チームは混乱し、ストレスが溜まり失敗に終わる。
リーダーは目的を明確を持って仕事を選ぶ。メンバーにあれもこれもを負担させない。
ここで必要なリーダーシップを紹介する
・人材の選別にこだわる
間違った人材を雇ってしまうと、無能の連鎖が起きる。無能が無能を呼び、優秀な人まで落ちぶれてしまう。だからこそ、確固たる基準を設け、完璧な人材を選びとる。
・目的が明確になるまで話し合う
中途半端にあらゆることに手を出してはいけない。その下で働かされるメンバーは、山ほど仕事を振られる。その結果重要な仕事に手が回らない。目的を明確にし、全員が同じ方向を目指せるようにする。
・メンバーの役割を曖昧にしない
各メンバーの役割と評価基準が明確でなければ、柔軟に助け合うこともできない。何を達成すべきかわからないので、ただ忙しいフリをする人ができる。
できるリーダーはそれぞれの役割をしっかりさせる。ペイパルの創業者は、社員にたった一つの仕事をさせた。それ以外の仕事はさせないのだ。
・正しい情報を正しい人に正しいタイミングで伝える
非エッセンシャル思考のリーダーは言ってることがコロコロ変わる。
結局何が言いたいかわからない。
だからこそ、具体的で簡潔な言葉を使い、誤解のないように話す。だから部下たちも何が重要かを理解する。
・小さな進歩を重ねているかを適切にチェックする
仕事を大量に振ると、誰が何をやってるか把握できない。
そして、仕事を振ったら振りっぱなし。その後の確認はない。
だから部下も適当に手を抜くことを覚えてしまう。
しかし、エッセンシャル思考のリーダーは、各メンバーのやるべきことを味覚にしているので、その後の確認も取りやすい。そして困ってることがあったら手を貸す。そして自分のことをきちんと見てもらえる部下はまた頑張ろうと思える。
より少なく、しかしよりよくを方針にすることで、チームのパフォーマンスは大きく向上する。そしてそれは「シンプルにする」ということでもある。
以上エッセンシャル思考の本のシェアであった。最後にエッセンシャル思考を纏めておいたから、是非確認してもらいたい。
◆非エッセンシャル思考
エッセンシャル思考
方針 より大きく、より多く
より少なく、しかしより良く
人材 やたらと人を雇い愚鈍な集団を作る
人材の選別にこだわり抜き、邪魔な人材は排除する
戦略 優柔不断で方向性が定まらない
「何か一つしかできないとしたら、何をするか?」と考える
タスク分担 誰が何をやるかが不明確で、決定の根拠がわからない
各メンバーの特性と目標にとって最良の配置を決める
コミュニーケーション 自己中心的
耳を傾け、本質を見抜く
部下育成 細々と首を突っ込みすぎるか、忙しすぎて放置するかの両極端
小さな進歩を重ねているかどうか、適切にチェック
成果 チームはバラバラになり、あらゆる方向に1ミリずつの成果しか出せない
チームが一つにまとまり、これと決めた方向で飛躍的な成果を上げる