Record.134 《 開眼 編 5 》◇はびこる悪魔 ◇ナカムーのリミット
●はびこる悪魔
悪魔達がウヨウヨしている中、阿野さんは大丈夫だろうか?とふと気になりLINEした。
阿野さん【ここのところ最終でしょうか?戦いが続いてますね(>_<)】
私【闇という闇、宇宙中から攻撃来てるよね!(笑)『死ねばいい』って毎日悪魔がひっきりなしだよ!阿野さんは大丈夫?!】
阿野さん【ホンマそうですよね!!めっちゃしんどくて(>_<)何か言って来る系と意識持っていかれるのがめっちゃしんどくて】
私【今からヒーリングに行くわ!】
阿野さんにはナマハゲみたいな禍々しい鬼みたいな悪魔が憑いていた。
【ヤバイの憑いてたよ!(>_<;)しんどかったじゃろう。阿野さんを光の玉みたいなのにいれて、向こうの世界の富士山の上に浮かせて、獅子に守ってもらいながらヒーリングしたよ!小野さんの周りに金色の獅子をつけた!】
阿野さん【今心がすごく温かくなってます。獅子つけてくれたんですね。だからかあ、ホントに、回りぐるっとキラキラしてます(^^)】
ひとまず安心したけど、本当に油断ならない日々がしばらく続く。
その日の夜、ナカムーの体調も悪く、体がめっちゃ痛いらしく、守護神のアルタイルさんも倒れかけていた。
ヒーリング開始。
《ナカムービジョン》
コウモリの悪魔。
でかい。体が固く肉質が粘土系でサタンに似てる。
大人しく、動きはゆっくり。
ヒーリングしだしたら、暴れだして羽を広げて体の中から小さいコウモリを無限に出して来た。
漫画みたいな技や~。
ナカムー守護神アルタイルさんも闘っていて、エミイ神さん衣を広げて飛び回りながら攻撃。
アルタイルさんは途中で倒れ、天使達に運ばれたらしい( ;∀;)
サタンに似た強さのコウモリ悪魔。
動きは鈍いが強くてしぶとかったので、私は素早く攻撃するのをやめて光の剣をゆっくり刺してみた。
そのまま光で取り囲み、光の実ダンスチームで踊りながら超BIG神の手で悪魔を上下から挟む。
悪魔はドロドロに溶けた。
この日、ナカムーは気付いた事があったらしい。
ナカムー『今回、面白かったのがエミイ神さんや神様が闘ってるのは自分の周りじゃないんやって分かった。自分の一歩外は宇宙空間で、そこで闘ってるねん』
私はナカムーの言ってる意味がよく分かった。
私も20代の時に似たような事をふと思った事があった。
目からは景色が360度見えるけど、目の淵の外は真っ暗で視界の外には何があるんだろう?
宇宙があるんかな?
その宇宙に実は自分はいて、目ん玉の小さい穴から自分の人生のスクリーンを見ているだけかも………
と、電車の中で思った事があった。
VRが出て来た時には、『まさしくこれやん』って思った。
だがらナカムーの言ってる事を聞いて、あの時に思った事はあながち間違いじゃないのかもな…と思って、面白かった。
●ナカムーのリミット
私のお腹の目が開いた時期から、闇側の攻撃が段違いで強くなり、日に日にナカムーの守護が追い付いてないのを本人も私も実感していた。
ナカムーの守護神アルタイルさんがやられる事が多くて切ないし、
その度にナカムーも死にかける。
どんどん危険な状態に晒されるナカムー。
『さらに強い守護神さんに付いてもらったりできないんかな?』
とナカムーに言うてみたら、ナカムー試し始めた。
遠くのほうに、アルタイルさんに似た神様……のちに調べるとトート神というエジプトの強い神様がいるようだったけど、
アルタイルさんに『お前にはまだ無理だ』と言われたそうだ。
確かに、魂の成長に合わせた守護神さんが付くはずだから、こちら都合では無理だろうし、強い守護神さんが付けば本人のエネルギーが追い付かなければどちらにしろ大変になる……。
毎日、ナカムーが死なないか心配な日々は続いた。