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採血を失敗されない方法を看護師が教えます!

いたーい、いたい。採血のお話しです。

採血嫌いな人多いですよね。
僕は採血は血管が出ているのでそこまで苦ではないですが、一回で入らないとかなり苦痛です。

今日は僕が看護師として採血が難しい患者さんにやってるテクニックの一部を紹介します。


冷えると血管が出にくい


採血のその前に。

あなたの手先は冷えていませんか?

いわゆる冷え性は、血管が収縮して血液の交通渋滞が起きている状態になります。本当はもっと血液が心臓から送られていはずなのに、四肢末端まで冷え性のせいで届いてくれません。


採血前に腕をゴムで縛る理由


採血する時、腕をゴムでしばりますよね?あれは血管を浮き上がらせるためにやっています。

静脈は手先から心臓に帰っていく血液が流れる血管です。その静脈に針を刺して血液をとっています。ゴムで縛る理由は心臓に帰る血液をせき止めて、血管の中に血液をたくさん貯めたいから。

血液が血管に貯まれば貯まるほど血管は浮き上がり、採血者は針を簡単にさしやすくなります。


血管も生き物


先ほど冷え性は血管が収縮して血液の交通渋滞が起きている状態と表現しましたが、血管も収縮したり拡張したりします。

血管は血液の流れるホース。

ホースが収縮して細くなれば内側に流れている血液は締め付けられて圧力を増します。

逆に広がれば血管はリラックスし、血管の内側の圧力は弱くなります。


採血する側としては、血管も本人もリラックスしてもらった方が採血は成功しやすいです。過度な緊張は血液の流れを悪くしてしまいます。


お風呂入ったら、心も体もリラックス


入浴後の腕に注目してください。血管がブリブリ出ているでしょう?

入浴する時に緊張する人はいないでしょうから、心はリラックスモード。しかも、お湯で体が温まり冷えが改善されるので血液の流れもよくなります。

この状態が最高に採血しやすい状態です。

血管は収縮すると硬く感じますが、拡張すると柔らかくなるので針を刺してもいわゆる「逃げない血管」になります。



なので結論は、
採血する時はお風呂上がってすぐに病院にきましょう!

って言っても無理なので、それ以外の方法を紹介します。


ホッカイロを使う


夏でも冬でも関係ないです。あなたが冷え性ならホッカイロを準備しておきましょう。冬はもちろん、夏場もクーラーで冷えが生じます。

ポイントは手先を温めること。

手先を温めたら、すこしづつ滞っていた血液が流れ始めます。ある程度流れるとだんだんポカポカしてきて、体全体が温まり始めます。

こうなると血管は柔らかく、広がりやすい状態に変わります。

採血時に腕をしばると血管がモリモリ出てきます。

採血を失敗されない状態の出来上がりです!


温かい飲み物を持ち運ぼう!


もう1つ有効なのは温かい飲み物。

冬場なら自動販売機で買えば手先も温められて便利ですが、夏場は置いてないことがほとんどなので、家からサーモスみたいな水筒に入れて持ち運びましょう。

体を内部から温めることも血管を出しやすくするためには有効です。

ただ、冷え性がひどい人はこれだけじゃ冷えが改善しない人もいるので、やはり直接温める方が良いですね。


手を摩擦したり、夏場は室内で冷えたりするので長袖を用意してきたりなどして冷えないようにして、嫌いな採血にのぞみましょう!


きっと今回は成功してくれるはず!

リラックスしてね(^○^)



今回の記事はこれまで。

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