思い出の曲を、バイオリンで🎻
19日に今月末でお引越しをされる入居者のiさんのために職員によるバイオリンの演奏会が開かれました。
会場となる食堂では始まる前からバイオリンの音色を聴きにたくさんの入居者さんたちが集まり、皆さんワクワクされているご様子でした。
1曲目は、今の季節に合わせて選んだ「春の小川」。美しい音色に合わせて皆で合唱した後、ボッケリーニの「メヌエット」や「トロイメライ」バッハの「ブーレ」など、親しみやすいクラシックの名曲が披露され、各々ウットリと聴き入られていました。
最後に演奏されたのはバッハの「G線上のアリア」
この曲はiさんがリクエストされたもので、演奏される前に曲にまつわる思い出を私たちに語ってくださいました。
なんでも、はじめて旦那さまと出会った中学時代に学校の給食の時間に流れていた曲なんだとか。
お二人の素敵なエピソードと共に聴いた演奏は、より一層心に染み渡りました。
今は天国にいる旦那さまのお写真を大事そうに抱えて聴き入られていたiさんの胸には、当時の大事な思い出が呼び起こされていたことでしょう。
演奏後には大きな拍手が贈られ、一緒に記念撮影をしたり、余韻に浸りながら感想を語り合ったりと、食堂は暖かい空気に包まれました。
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