返済方法の種類・特徴
■返済方法の種類と特徴
□元金均等返済
元金を均等に返済する方法。当初、利息を含めた毎回の返済額は大きくなるが、後半は小さくなる。
ケース:設備資金などの事業性資金、住宅ローンなどのローン
□元利均等返済
元利金の合計を毎回均等に返済する方法。元金と利息の合計額が均等になるように返済するため、原則として、毎回の返済額は返済期間を通じて一定となる。
ケース:住宅ローンなどのローン
□元利逓増返済
元利均等返済の一種で、一定期間毎に返済額が逓増するように返済する方法。
ケース:住宅ローンなどのローン
□期日一括返済
期日に一括して返済する方法。
ケース:つなぎ資金などの事業性資金
□検討のポイント
借入金を収益で返済するのにどれくらいの期間を要するのか、収益計画と返済計画の妥当性について検討する。
将来の収益計画の不確実性を補完するために、担保の取得を検討する。
□短期資金
回収されるまでの資金繰表により検討する。
□長期資金
長期資金は、収益計画に基づき返済計画が立てられるため、収益計画の妥当性について検討する。
【参考書籍】
「融資業務超入門第2版」https://a.r10.to/hkBgaq
「融資業務180基礎知識第3版」https://a.r10.to/hDDin9