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稟議書作成

■稟議書作成のポイント

□稟議期日の厳守 

作成した稟議書が回覧されて決裁となるまでにはある程度の時間が必要になるため、融資先が資金を必要とする期日を考慮し、日数に余裕を持って稟議書を作成し、提出する。
そのために、いつ融資の申出を受けても対応できるように、日頃から融資先の実態把握に努めることが大切となる。

□記載方法

稟議書には、手続きに沿って、真実を、正確・簡潔・明瞭に記載する。
そのためには、箇条書きにしたり、計数や図表を用いた説明資料を添付したりする等の工夫が求められる。

□意見および理由の明示

稟議を起案する担当者(または営業店)としての意見および理由を、明確に記述する必要がある。
これがなければ、稟議書は融資申出先の要望の取次ぎに終わってしまう。

□諾否の回答

融資を実行できるかどうかの回答は、融資申出先に大きな影響を及ぼすことから、稟議の結果は速やかに融資申出先に連絡する。
また、融資申出先と金融機関とのリレーションの強化に貢献するためにも、迅速な対応が望まれる。

※留意点

極力早急に回答すること。
上司の同行を求め、組織としての決定であることを強調するとともに、誠意ある態度で回答を行うこと。
理由を説明すること(ただし、融資申出先の信用に懸念があることが理由で、理由を明言することに問題があると思われる場合は、臨機応変に対応することが必要)必要に応じ代案を用意し、提案を行う。
このときの融資申出先との交渉過程は、後で本件がトラブルに発展した際などの重要な資料となるため、必ず記録に残し、部門責任者へ回覧する等の対応をとる。

【参考書籍】

「融資業務超入門第2版」https://a.r10.to/hkBgaq 

「融資業務180基礎知識第3版」https://a.r10.to/hDDin9 

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