60代以上の顧客へのポジティブな金融サービス対応
個人金融資産(23 年12 月末)は2141 兆円、過去最高を更新している。超高齢社会の進展も影響し、株式や投資信託の残高が増えているなど、高齢者の資産形成のニーズも多様化している。彼らのライフプランのサポート、ライフデザインの「見える化」ができるよう、ポジティブな金融サービス対応について解説した。
1 人生100年時代、貯蓄よりも投資へ 総務省が5年ごとに発表している「家計構造調査(2019年)」によると、日本の家計金融資産(約2000兆円)の約6割を65歳以上の高齢者