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2025年読書感想文②

N 道尾秀介

高2の娘との本の貸し借りをして読了しました。
(ちなみに父親からは東野圭吾の「変身」をオススメ)
「いかにも道尾秀介!」と感じる作品ですね。
レビューから子供のころに流行ったアドベンチャーブックのようなものをイメージしていたので、少しだけスカされた気分になりました。(勝手にスカされました)所々に「あ!これあの人だ!!」というシーンは出てくるけど、それぞれの話が独立していてガッツリは絡まないので。
比べちゃいけないけど、海堂尊の「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」の2作品の方が興奮したかなぁと。
同じ時間軸で、同じ場所で起こる2つの物語で、同じシーンでも語り手が違うことで、見え方が違っている部分が秀逸でした。
まあ、この2作品は元々、1つの小説を長すぎるから2つに分けたらしいですけど。

でも、それぞれのお話は道尾秀介らしい、どんでん返しもあるのでとても面白かったです。娘にはお返しに同じく道尾秀介の「シャドウ」を貸そうかな。。

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