コロナ終了気分
サンフランシスコは6月15日で、店内飲食の人数制限が解除され(それまでは店内は50%までの人数制限、従業員含む)屋内以外は マスク着用の義務も撤廃されました。
スーパーなども並ぶこともなくなり、映画館、音楽ライブも復活!昨年3月以前の活気が街に戻ってきました。
コロナ禍の飲食店はデリバリーが中心で、そのほか、店の前の駐車場スペースを利用して、Parklet(パークレット)を設け屋外テーブル席を用意していました。
このParkletパークレットについて少し説明をすると、元々歩道に隣接する道の一部(駐車スペース)を住人のために公的な空間として利用するものでした。買ってきたコーヒーや食べ物を誰でも座って食べれるようにベンチなどが置かれています。普通は市の決まりに沿って商業地域にポツンポツンと作られていたのですが、院内飲食禁止になった昨年、自分の店の前の駐車場スペースを屋外飲食ができるように、店用パークレットを作ってもいいという一時的な許可が下りました。
雨期といわれる11月から3月を除き、あまり雨の降らないサンフランシスコにはぴったりの屋外施設といえるでしょう。そして、店内飲食もできるようになった今、パークレットと合わせると、お客さんの収容人数は大幅に増えました。やる気次第で、集客をパンデミック以前よりも増やすことができます。
このParkletはサンフランシスコが発祥で、2010年から作られています。去年の11月に一時帰国した時に、新宿三丁目の路上に設けられているのを発見、日本でも広がるのではないでしょうか。
15日に制限が解除され、初めての週末、街には人が溢れ、マスクが無くなったどの顔からも笑顔が見られました。元々マスクをする習慣がなかった現地の人は私たち以上にマスクの鬱陶しさは厳しかったと思います。人の表情が明るいと街も一際明るくなったように感じる不思議。
6月18日金曜の深夜はドン、ドン、ドドンとものすごい音がなり響き、慌てて起きて見ると、花火が上がっていました。公的なものではなく個人が上げたものでしたが、上げてる人の気持ちが手にとるようにわかりました。
去年から続いた物凄く不自由だった生活、飲食店も物販も、学校さえ閉じられ、ずっと家にいなければいけなかった時期を抜け、日常が帰ってきた喜び。まるでコロナ終了宣言のように映りました。
私自身はまだそこまで楽観的ではないものの、週末の外出時にマスクを取ってみました。夏の暑い日、あんなに嫌だったマスク、取って往来を歩いてみたら、
言いようのない恥ずかしさに襲われました←ばか。
1年3ヶ月ずっと着け続けたマスク。取るとまるで裸で歩いているような気持ちに。落ち着かない!マスクがまるで顔のパンツのように感じられました。そして、とりあえずサングラスを装着。少し落ち着きましたが、変な羞恥心は残ったまま(笑)
繁華街はコロナの影響で閉めざるをえなかった店舗があちこちにありましたが、先月ぐらいから、新しいショップができ始めました。油断はできませんが、サンフランシスコはもう正常運転に入ったように感じます。
そこで思うのは、
日本のみなさんと顔のパンツが取られたような恥ずかしさを分かち合いたいなーという気持ち。そんなバカな話がしたいんです。
どうか、どうか日本が早く元の生活に戻れますように。