ゴールデンウィークに心を温めて、肝を冷やす(アニメ・漫画紹介)
架空の話であっても、読んだり、観たりしたものが、登場人物たちを通じて経験できることで、自分の価値観や考え方に影響を与えることは、刺激的で、人生を豊かにしてくれることがあります。
豊かというのは、決して居心地の良いものだけでなく、真夏の暑さや真冬の寒さようなものも含めて、さまざまな経験をさせてくれる意味です。
2021年のゴールデンウィークは、外出も自粛し、いくつかの作品を堪能しました。いずれも数年以上前の著名な作品ですが、私は初見でしたので大変刺激的でした。ネタばれ無しで紹介します。
「#宇宙よりも遠い場所 」(アニメ)は女子高生たちが主人公です。テーマは身近な人との別れ、友情といったものに対して、心を整理していく過程、成長のストーリーが素晴らしかったです。
「#四月は君の嘘 」(アニメ)は中学生たちが主人公です。演奏シーンのあるアニメ版が気になったので、漫画は未読ですが、アニメ版を視聴しました。中学生という多感な時期に、やはり身近な人との別れ、過去との決別、友情や恋愛といったテーマを通じて、子供でもなく、大人でもない登場人物たちが向き合うところに、深く考えさせられるものがありました。ストーリー、演奏シーンともに素晴らしかったです。
両アニメとも、大人が失いがちな気持ちを思い出させてくれる名作です。
「#闇金ウシジマくん 」(コミック全46巻)は、ドラマ化、映画化もされた著名な作品ですが、今回初めて触れました。コミックが完結しているので、コミックを読了しています。
社会の厳しい現実を見せてくれる作品でした。これらの物語が社会の一面であることは事実で、自分の人生が同じようになることもありえるわけです。心に刺激のある作品であることは間違いありませんでした。
このゴールデンウィークは、中学生・高校生が主人公たちの物語に心を温められて、一方で社会の厳しい一面、怖い一面に肝を冷やすことができました。