本日のレコード整理 2020.04.27.ー10インチ盤はお好き(3)
昨日のビッグネームに続き、本日はそれなりに有名な人たちについてです。
何だかやたらと豪華なエンボス仕様のジャケットがいい感じのウルトラヴォックスはライヴ盤2枚組です。音はイマイチですが、「ニュー・ヨーロピアンズ」が収録されているところがさらにポイントを高めます。こういう人たちは、明らかにレトロ感の演出ではありません。尺の問題なんですかねぇ?1980年代以降の人たちは結構10インチ盤好きだったりしますが、どうしてそこに行きついたか不思議なケースも多かったりします。
例えば、スイング・アウト・シスター…、とても10インチ盤のテーマでは出てきそうにない名前です。しかも嬉しいことに大好きな「ブレイクアウト」ですし、面白いのが500枚限定で手書きのナンバー入りということですが、…誰の手書きやねん。アーティストの手書きだったことはまず無いと思いますが…。ちなみに我が家のこの子、060番さんです…。
スザンヌ・ヴェガさんやらロクセットなんてのも存在するんです。ちょいと特別な思い入れがあるシングル曲とかいったところなんでしょうか…。
もっと言えば、グリーン・デイなんてのもあります。まじで10インチ盤でリリースする意味を問いたくなりますが、レトロ感の演出とかそういうことでは決してないでしょう。ちなみに、ジャケ無しカラー・ヴァイナルというヤツですね。
同じく、ジャケ無しピクチャー・ディスクというのもありまして、これはブラック・クロウズですね。南部に限らず、ルーツ系の連中は常にレトロ感と隣り合わせですからいくらでも出てきそうですが、どういうわけか日本では入手しづらい状況が続いております。
ブラック・クロウズのクリス・ロビンソンが最近やっているソロ・プロジェクト、クリス・ロビンソン・ブラザーフッドもありますね。この連中はイラスト・ジャケットがいい感じですから、ぜひともアナログ盤で聴きたいものです。LPの装丁もいい感じです。
その他、ルーツ系といえば、キャロライナ・チョコレート・ドロップス、ライアン・ビンガム、ジャスティン・タウンズ・アールあたりの現役連中もありますね。ライアン・ビンガムあたり、上手い手法です。オフィシャル盤ですが、ブートレグと銘打って尺の短いライヴ音源を出すやり方、10インチ盤の活用法としては楽しいではないですか。
ちょいと毛色は違いますが、プログレ・ブルーグラスと言われるパンチ・ブラザーズもありますねぇ…。
最後に日本人だと、ソイル&ピンプ・セッションズあたりは目が離せないのですが、やはり出てますよ、10インチ盤。せっかくだからジャケットは欲しいなと思いますが、あるだけでもよしとしましょうかね…。