IT人材雇うのも大変(2)履歴書を見て候補者を絞る
前回書いたとおり IT Manager (課長職)を絶賛採用中です。昨日までに人材紹介会社3社から履歴書が11通届いたのでまずはここから半分ぐらいに絞るつもりでしっかり読み込みます。
まずは技術的に絶対知ってないと困るキーワードで検索。今回ならAzure-AD, Active Directory, VMware, Cisco/Meraki あたり。アメリカの履歴書は少しでもさわったことがあれば「経験あり」と堂々と書いてくるので、このキーワードサーチで引っかからない場合はそれでアウトとなる。(とはいえ人材会社経由なのでこのあたりはほぼ全員クリア)
次にこれまでの会社の在籍年数を見る。会社が潰れたとかでなければ最低3年はいてほしい。さらに言うと会社内で昇格している人ならなお良し。内部昇進ができるということで社内である程度実力も人間力も認められてのことだと思うから。
その次は具体的な仕事やプロジェクトの経験を見る。例えばAzure-ADの経験にしても単純作業のアドミンなのか設定を作り込むエンジニアなんか、はたまた全体の設計を行うArchitect なのかで全然評価が違う。このあたりの判断は仕事やプロジェクトへの関わり方を見るとだいたいわかると思う。
最後になぜ今求職しているのかを確認する。一番いいのは会社が例えばIT部門をインドにアウトソースしたり、買収されてレイオフされたとかのケース、つまり会社都合で仕事を失った状況。 なぜかというと自分は
会社はいいIT人材を手放さない。
優秀なIT人材は会社の居心地がいいのでかんたんに辞めたりしない
だと思っているから。
アメリカだとなんだかみんなバンバン転職しているようなイメージがあるかも知れないけど、そんなことはないと思う。(シリコンバレーとかはまた違うかも知れないけど)
つまり、めったに転職市場に出てこない「いいIT人材」が会社の都合でたまに出てくるケースが自分が考える一番の成功率の高いIT採用だと思っている。
このあたりを考えながら、11通の中から6人と面接をすることに決定。だがその前にLINKED INのチェックがある。それはまた次回。