ツンドク?読んどく ⑤
なんて早い!師走だなんて 2020/12/01
12月です。
12月は ボーイ の3歳の誕生月。
えっ?まだ キミ って3歳?というぐらい言葉の発達が早くて、相当な語彙量、しかも日々自分で新しいセンテンスを絶妙のタイミングで使ってみせるのだから、私はとっても キミ と話すのが楽しいんだ。
先月も心豊かになれた本との出会いがたくさんあった。
そんな本 note
料理本は danchu 相変わらず充実。
ステーキって、強火で焼き色つけて、あとは弱火で寝かす。決して弱火だけで焼くなかれ。
肉焼き鉄人の拘りのステーキ焼き方指南書
取り上げたお肉は American ビーフのみ、レア限定というところだけが残念だったな。
パスタも当然読み応えあり。
何冊かパスタ特集がある danchu 本
ひと通り読んでおくべし。
それにしてもすべてにおいて食の偏愛者(肯定的な意味)集団だからこその本。
どなたかのブログで紹介されていて、これは読んでおくべき一冊だと思って、即予約、借りたのが最近お亡くなりになった城戸崎愛さんの『食は生きる力 91歳 現役料理家の命のレシピ』
若いころ大病を乗り越られ、人生の節々での思い入れのある、まさに「命のレシピ」に惹かれた。いつか作ってみたい。
レシピの物語が、やはり好き。
城戸崎愛さんの思い出。
20年近く前、某TV局主催の料理コンクールで賞をいただいたときの審査員のお一人が城戸崎愛先生だった。受賞講評を先生が述べて下さり、「家庭料理もやはり美しくあるべきです。gingaさんの料理は美しいです。・・・海外で暮らされ、色々な料理と出会われ、それをご自身の料理として楽しんでいらっしゃる」というお言葉をいただき、それは私にとって、何にも代えがたい宝物となった。
城戸崎愛先生。
ありがとうございました。今でも宝物です。
シニア真っ只中。
できるだけ笑って過ごしたいもんだ。
シニア川柳で笑う門には福来る。
どの川柳もシニア謳歌精神満ち、ご立派です。
最新号は大人気で、未だ順番来ず。
待~つわ。いつまでも待~つ~わ。
映画公開ニュースで、そういえばそんな小説、あったなと。芥川賞受賞作。
千葉県在住の女性だったかな?
若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』
宮澤賢治「永訣の朝」の一文 Ora Orade Shitori egumo からのタイトル。
南部弁で語られる、フリージャズのようなラップのような、独特のリズムを持つ文体に身を委ねて、時に多弁すぎるかなというところはリズムだけ取り、一気にラストまで読み進んでしまった。で、ラスト。
泣いちゃったなあ。
「ひどりいぐも」は「ひどり逝ぐも」で「ひどり行ぐも」でもあり「ひどり生ぐも」、ひどりだけど一人じゃない共生。
梨木香歩氏の最新エッセイ集
『炉辺の風おと』
八ヶ岳の山小屋での著者の暮らしを綴ったエッセイ。
然しながら当然、そこは梨木香歩さん。
「意識をある深さに集中させる職人的な姿勢」こそが文章家としてのアイデンティティと自ら仰るだけあって、何気ない山小屋の景色も、世界、個々の人へと思考が拡がる爽やかな読後感のエッセイ。
今日は満月。
夕方6時過ぎ、2歳ボーイを送っていく電動チャリから、彼がいち早く見つけた満月はクッキリ冬の空気の中でまん丸で、あったかい気持ちになれたなぁ。川にかかる橋の上から満月を見て、「おつきさまがみえるとうれしいよねぇ」とキミがいい「ほんとうだねぇ 嬉しいねぇ」と答えた。
68歳ともうすぐ3歳との二人の月見。