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桃の節句 ちらし寿司とはまぐりお吸物 一汁三菜

15歳少女初孫の初節句以来、ちらし寿司を作っていっしょにお祝いしたり、風邪や用事のあったときには届けたりして、桃の節句の光景には、毎年ちらし寿司がありました。

毎年少女孫娘たちの好きな具〜玉子焼きにイクラ、鮭、鯛、甘海老などのお刺身(お刺身がNGのころはスモークサーモン)、煮穴子じゃなくて鰻蒲焼き、刻み海苔、菜花などで作るちらし寿司です。

少女孫娘たちが二歳になると、祭と書かれた 団扇うちわで「ぱぁ~たぱた」と酢飯を冷ましてくれるようになり、もう少し大きくなると自分たちで具を飾ってちらし寿司の仕上げもできるようになりました。

2013年桃の節句  2016年桃の節句


2017年桃の節句
二人で酢飯を作る


2020年コロナ禍の年を除いて毎年届けてきたちらし寿司ですが、昨年「ちらし寿司と手巻き寿司どっちがいい?」と訊くと「手巻き寿司!」と即答だったので、昨年は手巻き寿司セットにしてデリバリーし、私たち夫婦は十五年前まで作っていたうちのちらし寿司が懐かしくなり、昨年からは私たち用にはまた具沢山のちらし寿司を作るようになりました。
干瓢、人参、干し椎茸、酢蓮根をたくさん混ぜ込み、トッピングはお刺身(サーモンと鯛)、イクラ、玉子焼き、鰻蒲焼き、菜花、刻み海苔、そこに花蓮根を飾ります。

今年もそんなうちのちらし寿司を作って、ささやかな桃の節句を祝いました。


奈良一刀彫内裏雛を古いひな道具に飾り
桃の代わりに梅の和蠟燭も飾りました
ちらし寿司のお皿は
伊万里色絵 四君子文しくんしもん七寸皿(幕末から明治)


めでたい節句なので吉祥文様きっしょうもんようのお皿を用意します。


吉祥文様きっしょうもんようとは
縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄のこと
四君子しくんしとは、蘭、竹、菊、梅の四種を草木の中の君子として称えた言葉で、
それらを全て使った図柄、模様のことを四君子文様と言います
そんな目出度いお皿


献立の主役はちらし寿司とはまぐりと花麩のお吸い物なので
それを引き立てる副菜を用意しました


桃の節句 一汁三菜
ちらし寿司
はまぐりと花麩のお吸い物
法蓮草と春菊、水菜の和え物~花柚子の香りを少々
青海苔コロッケみたいなパン粉焼きコロッケ~パン粉は全粒粉パンで~
ラディッシュの糠漬け


少しボリュームがあって酒の肴にもなる副菜を何にするか・・・
揚げ物は重いかなと思い、揚げない和風の青海苔コロッケにしました。
やっぱりおいしい。

パン粉は全粒粉パンをおろし金でおろしました
日本酒の肴にもぴったり


この春から高校生、中学生、小四になる三人の少女孫娘たち


2014年ひな人形飾りつけのお手伝い中
2017年三種のマシュマロゼリーを自分たちで作る
2015年初節句


桃の節句は
やはり
少女孫娘たちの懐かしい写真を眺めて
センチメンタル気分になる
一日です。


旧暦三月三日だから桃の節句ですが
新暦では桃の花が咲くのはまだまだ先
新暦三月三日は河津桜と陽光桜が満開


ヒヨドリが
器用に桜の花の蜜を吸い
小枝がゆれる

ひな祭りのころ




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