桃の節句 ちらし寿司とはまぐりお吸物 一汁三菜
15歳少女の初節句以来、ちらし寿司を作っていっしょにお祝いしたり、風邪や用事のあったときには届けたりして、桃の節句の光景には、毎年ちらし寿司がありました。
毎年少女たちの好きな具〜玉子焼きにイクラ、鮭、鯛、甘海老などのお刺身(お刺身がNGのころはスモークサーモン)、煮穴子じゃなくて鰻蒲焼き、刻み海苔、菜花などで作るちらし寿司です。
少女たちが二歳になると、祭と書かれた 団扇で「ぱぁ~たぱた」と酢飯を冷ましてくれるようになり、もう少し大きくなると自分たちで具を飾ってちらし寿司の仕上げもできるようになりました。
2020年コロナ禍の年を除いて毎年届けてきたちらし寿司ですが、昨年「ちらし寿司と手巻き寿司どっちがいい?」と訊くと「手巻き寿司!」と即答だったので、昨年は手巻き寿司セットにしてデリバリーし、私たち夫婦は十五年前まで作っていた家のちらし寿司が懐かしくなり、昨年からは私たち用にはまた具沢山のちらし寿司を作るようになりました。
干瓢、人参、干し椎茸、酢蓮根をたくさん混ぜ込み、トッピングはお刺身(サーモンと鯛)、イクラ、玉子焼き、鰻蒲焼き、菜花、刻み海苔、そこに花蓮根を飾ります。
今年もそんな家のちらし寿司を作って、ささやかな桃の節句を祝いました。
めでたい節句なので吉祥文様のお皿を用意します。
少しボリュームがあって酒の肴にもなる副菜を何にするか・・・
揚げ物は重いかなと思い、揚げない和風の青海苔コロッケにしました。
やっぱりおいしい。
この春から高校生、中学生、小四になる三人の少女たち
桃の節句は
やはり
少女たちの懐かしい写真を眺めて
センチメンタル気分になる
一日です。
ヒヨドリが
器用に桜の花の蜜を吸い
小枝がゆれる
ひな祭りのころ
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