CASICA「生きた時間と空間を可視化する」店~江東区新木場
「生きた時間と空間を可視化する」をコンセプトに誕生したコンプレックス・スペース「CASICA」!
HPを見ていたら行ってみたいという気持ちではち切れそうになった。
新木場ならすぐだ。
かろうじて小雨は降らないかな?という曇天。
駅からすぐ。あっ、あれかな?
ドアを開けた瞬間から、この空間の心地よい空気に魅せられる。
もう頼む料理は決めてある。
薬膳ベジカレーと野菜のおかずも食べたいな。あとお茶もね。
Arkhē薬膳ベジカレー
豆と季節の野菜のカレーに漢方食材が入ったインド式ラー油を合わせていただく カレー。
スリランカ料理のパリップ(赤レンズ豆のカレー)をベースにカラフルに野菜をトッピング、野菜ピクルスの酸味もプレート全体の味に変化をつけていて、ほっとしてカラダに嬉しいカレー。辛さもしっかりある。
漢方食材の香りは、さほど主張していない?
パリップをベースに、こんな風にアレンジするのもいいねと納得の味。
盛り付けもきれいで、すべてが清々しいランチ。
ちょっとしたスパイスの使い方に亜細亜のエッセンスが見えて来て、それをうまく和に取り込み、確かな目で選ばれた食材を料理してある。
知的な遊び心。
学びのある外食はとても豊かだ。
食事の後、店内をゆっくり見て回る。
あっ、アフリカの織物!懐かしい。
昔ケニアで買ったうちの布とは模様と色は違っているけれど、同じ草ビロード織。
世界の民藝とアナベルと白磁の器が、お互いに尊敬しながら佇んでいるといった感じ。
店内にはデッドストックの陶磁器もたくさんある。
明かりに透かしてみると、やっぱり透かし芸者のデミタスカップ!
無地のこんなに小さなデミタスカップを見るのは初めて。
これも出会いなので二客購入。欧州アンティーク皿と組み合わせて使うことにする。楽しみ。
さっ帰ろとドアを開けて外を見る。どうやら雨は降らなさそう。
亜細亜・阿弗利加の民藝が時間を超えて、ひとつの空間に集っている。
そんな CASICA に私、ワクワクだったな。
これは 2022/06/14 に訪問したときの記事です。
そして 2023/05/02 再訪
平日にもかかわらず、次々と来店する人たち。人気店。
春の定食・カレー 春季套餐・咖哩
本日の定食
・ローストポーク よもぎのジェノベーゼソース
・スナップエンドウと人参とレンズ豆のサラダ
・青菜と厚揚げのマスタード炒め
Arkhē薬膳カレー
・スナップエンドウと人参とレンズ豆のサラダ
・和漢チャイ
枸杞と杏のきなこヌガーサンド 和漢チャイ
デッドストックの透かし芸者デミタスカップを買い足したくて来たけれど、もうあるはずはなく、残念無念。
手元にある二客を大切にしよう。
忘れられない店がある。CASICA