君とみた、あの丘でもう一度桜を。
【第3−1:愛情と友情】
「俺、葵のことが好きなんだ」
勢いに任せて言えたのはいいが、そのあとは何も考えてない。
「…………」
葵は何も言わない。
返事を考えているのかもしれない。
と思ったら、ふと涙を流し始めた。
「えと、どうかしたの……?」
「え、や、葉涙がそんなこと言ってくれるなんて感動しちゃって。ありがとう」
その返事は「はい」という事で間違ってないのだろうか。
「それはYESってことでいいってこと?」
「うん! これからよろしくね!」
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