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読むだけで数字センスがみるみるよくなる本 で電卓を買おうというお話。

Q?:数字センスって何?
A?:数字をコトバとして扱う感覚

読むだけで数字センスがみるみるよくなる本
深沢真太郎
を読みました。

大学受験当時、センター試験で国立理系だったので、微分積分なんかも高校生の時に学びました。
微分積分の本質は未だ理解できていないのですが、数学は好きな学科でした。

じゃあ、数字センスってなに?

と聞かれてもうまく答えることができませんでした。
そして、数学数字の違いも。

この本から、答えを得ることができました。


数字をコトバとして扱う感覚とは、どういうことか?

コトバ(言葉)とは、もちろん言語です。
どんな時に言語を使うか?
他者とコミュニケーションをする時ですよね。

ただしもう一つ忘れていけないのは、
自分が考える時
にも言語を使っているということです。

数字=コミュニケーション+思考

こんなふうに表すことができると思います。

そして感覚ですが、次のように定義しています。

感覚=物事の捉え方、感じ方

ということで、

数字をコトバとして扱う感覚=数字センス

ということになります。

数字をコトバとして扱う感覚がなぜ大切か?

相手とのコミュニケーションで数字を使うことは、とても重要だと私自身は感じています。

「この仕事、できるだけ早く仕上げて」
「差し入れとして飲み物を、何本か買ってきて」

こんな風に言われたことないでしょうか。
こういう場面、私は非常に苦手です。

できるだけ早くって、どのくらいの時間?
何分後? 何時間後? 何日後?
頭の中に?だらけになってしまいます。
だから、具体的な締め切り時間を聞くようになりました。

差し入れの場合は、その場にいる人数を即、数えます。
後から加わる人がいるかもしれないので、2〜3本余計に買います。

杓子定規で柔軟に考えられないだけかもしれません。
でもこれがもっと大きな事、仕事に直結することだったらどうでしょう。

とても重要だと感じませんか?

自分で考える時にも、言葉を使っていると。
当たり前のように感じる人も、盲点だった人もいるかと思います。

直接言葉を出すことはなくても、
「なぜ、こうなるんだろう」
「今日は100点満点のいい1日だった」
そんな風に頭の中で考えていることでしょう。

そして、感覚。
感覚って、変わらないものではありません。

暑さ寒さという感覚は、年齢によって変わりますし、
時間の経ち方
同じ映画を観た時の感想
などもその時々で変わってくると思います。

つまり、数字センスも変わる、変えられる、ということです。

ちなみに本書に数字センスがある人の特徴として5つ挙げられています。

  1. いちいち「0」を数えない

  2. とにかく「%」と仲良し

  3. 必要のない計算はしない

  4. 「おかしい」と気づける

  5. 常に「時間」で考える

数字をコトバとして扱う感覚を磨くにはどうするか?

数字センスの習得法=スキマ時間×遊び

私もそうですが、今から勉強をしようというのは大変。
それに勉強をするためのまとまった時間を確保するのも大変。

なのでスキマ時間に遊びとして磨いていこうというのが本書です。
実際に具体的な方法が、たくさん紹介されています。

しかしいちばん大切なのは、スキマ時間×遊びを続けていくこと。
つまり環境です。

環境づくりの重要な要素として、3つ挙げられています。

  1. 道具

  2. マインド(心)

環境=道具x人xマインド(心)

道具=電卓

数字で遊ぶ時の必須アイテム。
スマホやPCの電卓アプリよりも素早く使える。
何より余計な誘惑がないのが、美点です(スマホやPCだとついつい別のことをやってしまいがち)。
四則演算ができる普通の電卓で十分。

人=数字センスのある人

これはもしかしたら難しいかもしれません。
自分が話しやすい人の中で、一番数字センスがある人と、たくさん対話をする。
外国語を習得する時と同じように、日々の会話から数字センスが磨かれていきます。

マインド(心)=なんか面白い

数学センスではなく、数字センスをよくする本です。
これまでに、どれくらい数学を学んできたか、というのは関係ありません。
普段目にする数字に、どれくらい興味を持てるかというのが重要です。
計算そのものは電卓やアプリがやってくれます。
数字を観た時に、なんか面白いと興味を持つこと。
これが第一歩です。

Macのそばに置く電卓を買ってこよう。
そんな今日この頃。

「紙1枚」

#読書 #読むだけで数字センスがみるみるよくなる本 #深沢真太郎 #ビジネス数学


深沢先生の本は過去にもアウトプットしています。


今年の夏に行われたリアル講座にも参加してきました。


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