不思議な魅力を纏った「中央大学」という大学

今日の東京マラソンを見て

中央大学の堀尾選手がついにやってくれた!

学生初のMGC出場権獲得と初マラソンであの過酷な悪天候の中での日本人トップだ。

学生時代のマラソンで雨の中好記録を出した選手といえば現在の中央大学の監督藤原正和選手(当時)のことが思い出される。

藤原監督は選手時代からどこか知的で頭の良さを感じさせる選手で

中央大学在学時は自分で練習メニューを組み、そして文学部を首席で卒業したのだから驚きだ。

文武両道とはまさにこのことだなと思い知らされる。

その藤原監督イズムを存分に受け継いだ堀尾選手が学生最後のそして人生初のマラソンで大きな快挙を成し遂げた。

悪天候の中、大迫選手が棄権するなどハプニングも起きたがそんな中で日本人トップを走った彼は本当に素晴らしいと思う。

***************************

さて話は変わるのだが私は採用担当をしていてこの2ヶ月で色々な大学の就職課を訪問した。
全部で約30校、3月1日の就職活動解禁に間に合わせる為、1月の初旬に電話をかけてアポを取り
2月末までに全ての学校の就職課訪問を終えた。

そのためにものすごい激務のスケジュールをこなしていたわけで、体調…特に精神面を崩したりもしたわけだが、一番最後に訪問した大学が母校中央大学で、そこではとても嬉しい出来事が待っていた。

昨年までの就職課担当の方が異動をし、新しい方が着任されたのだが

なんと私と同じ学部で、一個上の先輩だったのだ。

就職課訪問は1時間ほど時間を取っていたのだが会社説明や求人の依頼などは前半の30分程度で話終わり
後半30分はほぼ箱根駅伝の話をしていた(笑)

その話をしている最中に同じ学部の先輩後輩ということが判明したのだが、箱根駅伝2区で堀尾選手がずっと1位を走っていたこと
そして何よりシード権獲得まであと一歩というところまでついにきた(^_^)!ということで私たちOG二人は大いに盛り上がった。

私としては大学在学中に精神障害を発症したこともあり、はっきり言って普通の大学生と比べ大学に通った期間も短い。

そしてあの山の中に立っている大学は階段が多く敷地も広いので特に身体に障害がある学生にとっては通いにくい環境ではあると思う。つまり営業をかけても該当学生はほぼいないのだ。

しかし私はやっぱり母校中央大学が大好きなのだ。

散々箱根駅伝の話そして藤原監督・堀尾選手の話で盛り上がった後
就職課担当の先輩が私に最後一言こう言った。

「中大のOBOGってアツいっすよね」と。

本当その通りだと思った。

そんな熱いOBOGのねっとりした視線を浴びる中央大学の選手はプレッシャーも他の大学に比べて何倍も大きくそして背負うものも重いと思う。

そんな重さが舟津主将の一年生時のスピーチにも表れていたと思う。

暑苦しいOGで本当にごめん。

でもそんな中しっかり成長して結果を出してくれる後輩たちは私たちの誇りです。

ものすごく不本意な中で入学した大学ではあったけれど今では母校愛に溢れるようになった

在学中はほぼ闘病していたので大学で何か楽しかったエピソードとか大学でこんなことがあったという思い出話ははっきり言ってほとんどない。

それなのに中大が大好きで、仕事で久々に大学を訪問したら食堂に入ってはしゃいでしまうくらいにはこの大学が好きだ。

在学中そんなに食堂に行くことはなかったのに…。

他の大学がどうなのかは行っていないのでわからないがものすごく不思議な魅力のある大学だと思う。

要するに何が言いたいかと言うと後輩である堀尾選手・中山選手、そして舟津主将…そのほか全員にものすごい思い入れがあるということだ。

だから今日の東京マラソンは最初から最後まで奇声をあげながらテレビの前でTwitter を追いながら観戦していた。

私の一個先輩の就職課のあの方も同じような状態でテレビを見ていたと信じたい。

学生には重荷になるかもしれないOBOGの圧。だからこそそれを乗り越えた先は絶対強い選手になれる、プレッシャーに勝てる選手になれると思う今日この頃だ。

ぜひ堀尾選手には東京オリンピックに出てもらいたい。中山選手ももちろんだけどねo(^-^)o

もしサポート頂けたら、行く離島を増やします!…嘘です(笑)車いすユーザーの婚約者との結婚資金に使わせていただきます😄