私が「成長主義者」なのに「管理職」になりたくない理由
私は「成長主義者」だ。
精神障害を抱えながら、入院退院を繰り返す状態からデイケア、週3アルバイトからフルタイム、派遣社員を経て正社員となった。
「障害者だからって甘えない!一人前になる!」と、時に無理を重ねながら階段を駆け上ってきた。
前職では「障害者雇用枠では一生作業職から抜け出せない」ことに嫌気がさし
働きながらボランティアを二個掛け持ちして視野を広げ
「もっといろいろやりたい!」と転職して今に至る。
いかにも「管理職目指すぞ!」的な人間だが、
私は管理職を目指さない。
結婚したいから?関係ない。結婚してもフルタイムで働いてガンガン成果出したい。
出産したいから?関係ない。私は子供を産めない身体だから。
障害者だから?知るか。障害を壊すのが私の仕事だ。
やる気はある。マネジメントだってやってみたい。でも管理職は嫌だ。
なぜなら管理職とは
「時間外労働・休日出勤させ放題の便利なコマ」だから。
働き方改革。本来なら仕事の効率をよくしたり、新しい制度を導入したりして、時間外労働・休日出勤を無くそう!と言うものだろう。
ところが実際は、社員に時間外労働をさせる管理職に圧力をかけることで、社員の時間外労働や休日出勤を減らし
代わりに残業代の出ない管理職がその分を肩代わりしているのだ。
無意味。なにそれいやだ。ばかみたい。
いろんな言葉が頭をよぎるが
「残業・休日出勤させ放題の便利なコマ」にはなりたくない。
と言うのが私が管理職を目指さない理由だ。
「マネジメントはやりたいけど管理職にはなりたくない」と言う壮大な矛盾の原因がここにある。
残業・休日出勤させ放題の便利なコマではない、純粋にマネジメントを行う「管理職」と言う仕事があるなら勿論やりたい。
出世欲は無いが成長欲、成果欲は人一倍ある。
こんな人間でもひとくくりに「やる気がない」と思わないで欲しい。
…「女性管理職○割」とか「女性の役員○割」とか、ハローワークに求人を出す時に書く欄があるのですよ。
女性が活躍してるかを測る指標として書くのでしょうが
「管理職」の意味合いが本来の物とかけ離れてる限り、性別の割合出しても意味なんて無くないかい?