僕はずっとこの幼さと離ればなれになれない 解消されず層になった寂しさの中心にいる 小さな子がいること、僕しか知らない 知ったところで誰も興味ない こぼれる独り言に答えられるのは 僕しかいない
君の元へたどり着いたら 色褪せた日々への文句を言わせて 憂いた時間の長さを でも顔を見たら許しちゃうかな
色とりどりの蝶 手を伸ばせばセピア色 ずいぶん前に届いた便りを 繰り返し読む お変わりないでしょうか 僕のことを覚えているでしょうか 煙突から煙がたなびく 午後をいつも思い出します
僅かにうつむく影 悲しみの背を追うな 雨に打たれ 寒さに震えても 待つことをやめられない健気な人 あなたはその優しさを誇りに 生きてゆけるはずなのだ
気づかせはしない献身は いつも通りでいてほしいから あなたの優しさの一部でも 自分のために使ってほしいから 誰よりも1番先にあなたの幸福を願うよ 花のようなその心が 決して踏み荒らされないように
詩を読んでくださる方、「スキ」やコメントをしてくださる方、フォローしてくださる方、皆にたくさんの感謝です!ありがとうございます!🙇♀️
いつ終わるとも知れぬ混迷のさなか 恭しくお辞儀を 新しい言葉をもっと知りたい 僕の世界はまだ狭すぎる 嬉々として着飾るための体なんてない 嘘をついて挫けるだけの信念なんてない 乾いた土壌に注がれる水のように 次々打ち込まれる言葉を糧にして あなたとそっくりにおしゃべりを
僕の人生で唯一の執着は君なんだ 知らないままでも生きていけたのに 知らぬ前には戻れない 君もそうだといいな きっとありえないけれど 振り回されるくらいがいいや 無邪気に笑ってくれるうちは
長い髪が揺れるときの 甘い香り あなたのことは 憧れるまま追いかけていたけど 今は少し苦しい気持ち 手を繋いで走っていく この絆がずっと透明でいられるように 私はあなたの一歩後ろを追いかけていたい
思っているよりも ずっと愚直な青い花を 見せるよりも前に 消えてしまいたいと思うのだ この願いは叶わなくていい 弧を描き、私はぽつり 弾ける星屑と共に 燃え尽きたいと思うのだ
望んでいるほどに輝く だから、境界は明確に 孤独でありたいし 絶えず気にしていてほしい どんな場所へも行ける体で 遠くから名前を呼んでいてほしい
思い通りにならないことも ずっと耐え忍んできたのに 他人行儀になるのなら きっとあなたを許さない 胃の中身は既に空っぽ 鏡に映るのはひどい顔 僕を引き留める全てが 無責任なんだ、許されない
小さな両手でつかんだ 夢のように弾けるシャボン玉 七色の中飛び回る ちっこい君が宝物
髪がなびかないくらいの僅かな風 その風に当たりながら さやさやと揺れる葉を見る 漠然と心を埋めるのは哀愁 過去に呼び寄せられるようだ 徐々に色褪せていく風景に いつまでも目を離せず
ゆるやかな午後に 小さな不安が忍び寄るとき 笑い飛ばして窓を開け放って それができるのは、君だけ
旅の道連れ 君が友達でいてくれるから 終わりが見えないまま 歩き続けることができる 火を灯せ この約束が消えるなら 僕はその明かりを 最後の道標とする