教材のPDF化〜スキャンとPDF管理編〜
こんにちは。じんと申します。ご覧いただきありがとうございます。
前回のnoteに続き、今回も教材のPDF化です。
今回のnoteでは、裁断した教材をスキャンしてPDF化します。
ただし、単にPDF化するだけだと使いにくいです。ちょっとしたポイントが必要になります。
スキャンのやり方は軽く説明して、ここでは、PDF化した教材をどのように使いやすく加工するか、という点に焦点を当てます。
ということで今回は、
としてお送りします。よろしくです。
2.裁断した書籍をスキャンし、PDFにする
学校設備の複合機などを使う場合
学校設備を使ったスキャンについては、各校の情報担当の先生にご確認ください。
裁断した書籍を持って「これをスキャンしてPDFにしたい」とお伝えいただければ、きっとなんらかの手立てをご教示いただけるはずです!
タッチパネルなどが付いていて、USBメモリが刺さるコピー機ならスキャン機能がついている可能性が高いです。
また、管理職の先生や情報管理係の先生のところにスキャナーがある場合もあるようです。
ScanSnapを使う場合
超簡単。裁断した書籍をScanSnapにセットして、Scanボタンを押すだけ。
保存先は確認しておきましょう!
まとめてスキャンできないことがほとんど。
全てまとめてスキャンできればよいのですが、
ほとんどの場合(ScanSnapを含む)、小分けにしてスキャンすることになります。
小分けにしてスキャンすると、当然PDFも小分けになります。
小分けになってしまった書籍・教材のPDFを1つにまとめる方法は、次の章にて紹介しています。
3.PDFを結合する
前章で小分けにスキャンしたPDFは、書籍や教材ごと、1つにまとめた方が具合がいいかと思います。
ここでは、小分けになってしまったPDFを、1つのファイルにまとめる方法をいくつかご紹介します。
1.Adobe Acrobatを使う。
一番いいです。これが最高。
PDFの結合から何からなんでもできる。
2.その他PDF管理ツールを使う。
CubePDFやPDF elementなど、PDF管理ツールは無料・有料含めていろいろありますので、先生方の用途に合うものをご利用いただけたらと思います。
Macbookを使っている場合は無料でできます。
Macbookの標準ビュワーである「プレビュー」では、PDFを結合することができます。
4.【ポイント】しおり(ブックマーク)をつける
ここでもAcrobat Proが活躍します。
章ごとにブックマークを作成しておくと、こんな感じで、目当てのページにすぐジャンプすることができます。
(『全国商業高等学校協会主催 令和5年度版 前章ビジネス計算実務検定模擬試験問題集 1級』(実教出版,2023)をもとに筆者作成)
また、ここで設定したしおりは、Goodnoteでも機能します。
この「しおり」機能がPDF化の目玉だと思ってます。
どうしてもPDFの教材・書籍は、紙の本に比べて目当てのページをさっと出すのが難しい。
この機能を使うことで、そのデメリットを多少ですが解消できていると感じています。
おわりに
まずは公開することを目標に、ここまで書き上げました。
教材をPDF化することで、電子黒板に投影して、さらにそこに書き込むことも可能になります。
また、教材に含まれる文字を検索したり、教材をもとにプリントを作成したりすることもできます。
さらに、過年度の教材をとっておく先生も、スペースの節約になります。
(その分ストレージ容量が必要になりますが……)
参考になりましたら幸いです。