和歌山ものづくり文化祭2022レポート
こんにちは、合同会社ギンエンの東です。
先日、和歌山市で開催された「和歌山ものづくり文化祭」というイベントの当日カメラマンとして参加させていただきました。
お話をいただいた時から、とても楽しみにしていたイベントだったのですが、想像を遥かに上回るお客様に来場していただく結果となり、今後、来年、再来年と続いていくのが本当に楽しみだなと感じました。
ということで、カメラマンから見た、#もの文2022 レポートをお送りしていきたいと思います。
■ものづくりイベントへのイメージが変わった
当初、声をかけていただいた時、代表の菊井さんから直接お話を聞くまでは、「ものづくりイベントって、白いテント立ててやる子ども向けのイベントかな」と思っていました。
よく分からないまま、菊井さんの鋏を作っていらっしゃる現場にお邪魔し、想いを聞いていくと、全く、そんな勝手な思い込みは払拭され、これなら一緒に盛り上げたいと奮い立たせられたのを今でも覚えています。
やっぱり、これは、誰かにやらされたイベントじゃなく、菊井さんがやりたいとたったひとりでも立ち上がったからこそ、ここまで感動を生み出すことができたんじゃないかなと思います。
(ご存知ない方もいらっしゃると思うので、共有ですが、このイベントは、和歌山県から持ちかけられた話とかではなく、ものづくりの現場の人が声をあげたイベントなんです。本当にすごい。)
いざ、開場してみると、いろんな世代の方が、たくさん事前情報を聞きつけて、会場へ。早いところでは、たった1時間で1日分のワークショップの枠が埋まってしまっていました。
フード出店もなく、ただただ体験するということに、こんなにもたくさんの人が興味を持って、足を運んでくださるというのは、なかなかできないことだなと感じました。
■大人が本気で楽しめるものづくり
大人が本当に自分のお財布からお金を出して、自分がほしいと思えるものを自分の手で作ってみる。
わたしも体験させていただいたのですが、小さなブラシを作るだけでも、案外、やってみると、難しいんですよね。やっぱり、毎日これを作っている人はすごいな。お金を出せば買えるってありがたいなと感じていました。
会場内でも、子どもより大人が苦戦する……なんてシーンもたくさん見られました。
●5本指靴下のニッティドさん「糸処理体験」
●棕櫚・シダ箒のBroom Craftさん「キッチンブラシづくり」
体験した後も、お家で使えそうな、しっかりしたものが多く、作って使う楽しみが味わえそうだなと思いながら、会場内を見て回っていました。
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当初、お話を聞くまでは、全く想像できなかった和歌山初の試みでしたが、想像以上にたくさんの方にご来場いただき、個人的に楽しんでしまった大盛況のイベントでした。
普段、ものづくりの現場に行く機会がない方も、新しい和歌山の一面を知れたんじゃないかなと思います。(何より、直接職人さんの技術を体験できて、難しいなあ、作ってくれるってありがたいなあと実感できたことが一番の発見でした。)
今後は、会場に足を運ぶだけではなく、実際に工場にも訪れられるオープンファクトリーなどの取り組みと結びついていくと楽しそうだなと感じました。
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SPECIAL THANKS
主催 和歌山オープンファクトリー推進委員会
制作 合同会社WAKAYAMA WOODYS(運営ディレクション)
株式会社Hackusha(アートディレクション)