ぬいぐるみはともだちだし家族だし
ぬいぐるみとは小さい頃は会話だってできた。ぬいぐるみの話す言葉がわかった。大好きだったし、好きが故に人格を感じていた。知り合いの家などで雑に扱われているのを見るとそれがわたしのものでなくてもきっと悲しいだろう、痛いだろう、とひやひやした。
でもひとりぐらしになった時からじぶんを含むすべての人間がむりになる日があることに気付いて(親のことは避けられないからたぶん家庭では無理をしていた。学校は平気でサボっていた。)、ぬいぐるみはぬいぐるみである前にお友だちで家族だからやっぱり無理