GIKYOKU!

兵庫県高校演劇創作脚本集を編纂・発行しています。一個人によるプロジェクトです。高校演劇…

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兵庫県高校演劇創作脚本集を編纂・発行しています。一個人によるプロジェクトです。高校演劇の団体等とは関係ありません。

最近の記事

文学フリマ大阪12で初売りします!

 2024年9月8日(日)開催の文学フリマ大阪12にて、『GIKYOKU! Vol.2 - 鈴木 遊による兵庫県高校演劇創作脚本集』を初売りします! 文学フリマ大阪12と出店ブース【こ-05】🕙2024年9月8日(日)12〜17時 🏢OMMビル 2F A・B・Cホール(大阪・天満橋駅直) 【ブース こ-05】ASOBU KAPPAN 入場無料  文学フリマは、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。  小説・詩歌・エッセイ

    • 『GIKYOKU! Vol.2』収録作品のこと

      収録作品全9作品 (生徒創作5作品・顧問創作2作品・生徒顧問合作2作品) ◎空に溶けて(生徒創作/顧問潤色)2015年 丸山香有菜/五ノ井幹也 ○裁判同好会(顧問創作)2017年 光武太郎 ◎明日、また(生徒創作)2018年 神野萌花/西宮今津高校演劇部 ○インザハウス(顧問創作)2018年 福田成樹 ◇リセマ達(生徒顧問合作)2022年 いぐりんとその仲間達 ◎信号反応(生徒創作)2023年 中川理彩 ◎滝沢さんと会長くん(生徒創作)2023年 ヒバリズム

      • 創作脚本吉山賞の戯曲集ではない理由

         兵庫県の高校演劇には「創作脚本吉山賞」(以下「吉山賞」)という創作脚本賞があります。  しかし、『GIKYOKU!』は吉山賞の戯曲集にはしませんでした。  元々は吉山賞の戯曲集をつくりたい想いがあったのですが、最終的にそうしなかった理由を書いておきたいと思います。 創作脚本吉山賞とは? 簡単にいうと兵庫県大会における創作脚本賞です。  全国大会の創設にも関わられた故・吉山芳良先生のご寄付を元に、書き手の育成を目的として創設された賞です。  その吉山賞には(おそらく)他府県

        • 文学フリマに出店した話

           文学フリマ大阪11へ初出店しました!  当日の来場者数は4,283名だったそうで、終始会場内の人出が途切れることはありませんでした。 戯曲は売れるのか? 今回の文学フリマ大阪11へ「戯曲」カテゴリーで出店していたのは、720店中、6店でした。例えば、「現代詩・散文詩」が34店、「俳句・短歌・川柳」が51店だったそうなので、圧倒的に少ないですね。  そもそも本屋さんでも、戯曲は大きな本屋さんに行かなければコーナーがありません。売れない本の代表格(?)かもしれません。  た

        文学フリマ大阪12で初売りします!

          『GIKYOKU! Vol.1』こだわったこと

          本にすること 「本」という形のあるものにすることは、こだわった最大のポイントです。ひとえに言うと、そこに存在することが見えることが必要だと思いました。  電子書籍(PDF等)も考えました。  電子書籍なら置き場所に困りませんし、検索等、いろいろ利点もありそうです。何より、本にするよりも安価にできそうです。  けれども、デジタルデータは誰が持っているかわかりづらい。  それは演劇部の現場において、大きなデメリットのような気がしました。  もし、部室の本棚に『GIKYOKU

          『GIKYOKU! Vol.1』こだわったこと

          『GIKYOKU! Vol.1』収録作品のこと

          収録作品全9作品 (生徒創作4作品・顧問創作2作品・生徒顧問合作3作品) ◎夢ぐらい語らせてください(生徒創作)2018年 浅井日向子・井関優花・大道望央・本村綾夏 ○ゲームオーバー(顧問創作)2019年 籔 博晶 ○Bを待ちながら(顧問創作)2019年 四宮 豊 ◇旅立ちの日に(生徒顧問合作)2020年 西川龍生と籔 博晶 ◎ぶれている、夏(生徒創作)2020年 木下沙弥 ◇朝顔の咲く線路(生徒顧問合作)2020年 正垣結羽・大木谷佳昭 ◇たからもの(生徒顧問

          『GIKYOKU! Vol.1』収録作品のこと

          GIKYOKU!プロジェクトをはじめます!

          はじめに 兵庫県の高校演劇には、創作台本の文化があります。  県下の演劇部では、毎年何十本もの作品が生み出されています。  けれどもその台本のほとんどは、公演を終えると部室の片隅で眠りにつきます。特に生徒創作台本は外に出ることがありません。創作脚本吉山賞を受賞した台本も例外なく、です。  台本は、それ単体で立派な作品であり著作物です。  もっとほかでも読まれたり、稽古で使われたり、上演されたりしても良いはずです。そうやって他の台本に触れることで初めて知ることが沢山ありま

          GIKYOKU!プロジェクトをはじめます!